忙しい皆さんは、ことあるごとにシステム手帳を開いたり、スマートフォンを取り出したり、あるいはノートパソコンを開いたりしてスケジュールやTo Doリストを確認しているかもしれない。
私も独自で工夫しているTo Doリストを、ノートパソコンで作業の節目ごとに確認している。その一方で、壁にはカレンダーが掛けられており、書棚には置き時計が置かれている。
そう、To Doリストもカレンダーや置き時計のように、常に目にするところに表示されているべきではないだろうか。
それを実現しようとしているのが、クラウドファンディングの『Kickstarter』でもうすぐ目標額に達成しようとしている『DISPLIO』だ。
置き時計のようにシンプルな自己管理ツール
『DISPLIO』は指先でつまめるほど小さな箱形のディスプレイで、サイズは6.3×8.2×2.8cmだ。
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この小さな箱にはE-Inkで表示するディスプレイが搭載されており、ここにユーザーに必要な様々な情報を自動的に表示してくれる。
表示の切り替え時にしか電力を消費しないE-Inkが採用されているため、バッテリーは1ヶ月弱は持つという。
『DISPLIO』はWiFi接続、そして充電式であるため、ケーブル類が一切ない。机の上でも書棚でもキッチンでも、何処にでも目に付きやすいところに選んで置ける。そのため、頻繁に手帳やスマートフォンをチェックする必要がなくなるという便利ガジェットだ。
設定はスマートフォンから行うので、『DISPLIO』本体には操作ボタンも一切ない。
『DISPLIO』は縦にしたり横にしたり逆さにしたりすることで、4種類の表示内容を切り替えることができる。
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では、どのような情報を表示してくれるのだろうか。
例えば、天気予報や室温、カレンダーとスケジュール、イベントの通知、現在の株価、メールの着信と未読数、現在の交通情報、Facebookのいいねやメッセージ、Twitterからの言及、リマインダーなどが表示される。また、スピーカーを内蔵しているので、アラートやメール着信を音で知らせることもできる。
しかも開発者向けにAPIが公開されるので、サードパーティからもっといろいろな使い方のアイデアが出てくる可能性もある。
しかし、操作ボタンがないのに、例えばTwitterのリロードなど、どうすれば良いのだろうか。
これには実に簡単な方法が用意されており、『DISPLIO』本体を“ちょん”と指先でタップしてやればよい。
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便利だけど邪魔にならないという理想的なガジェット
『DISPLIO』はカラーも7色(白、黒、赤、青、緑、黄、グレー)用意されており、さらに筐体が木材のタイプもあるので、愛着が持てる好みのタイプが見つけられるだろう。
とにかくシンプルなデザインでケーブル類も一切ない独立型なので、どんな環境に置いても、便利だが邪魔にならない愛着の持てるガジェットになりそうだ。