知っておきたい!多機能トイレ使用のマナー

2

2015年02月09日 12:10  QLife(キューライフ)

  • 限定公開( 2 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

QLife(キューライフ)

3人に1人、使用中に自動ドアが開いてしまった経験アリ

 車イスに乗った障がい者の方やオストメイト※の方、あかちゃん連れのお母さんなど、さまざまな利用者に配慮して作られた「多機能トイレ」。今では多くの駅や公共機関に設置されています。多機能トイレの自動ドアは、2011年に制定されたガイドラインの基準通りに設置されていますが、それ以前に設置された自動ドアやガイドラインを守らずに設置された設備は、使い勝手が悪く、トラブルが発生することもあるといいます。

 そこで特定非営利活動法人「Check」と特定非営利活動法人「全国自動ドア産業振興会」が、障がい者200名を対象に「多機能トイレの自動ドアに関するアンケート調査」を実施。その結果、利用者の約30%が「使用中に自動ドアが開いてしまった」経験があると判明しました。また、誰もいないにも関わらず、施錠さてしまったドアの前で待っていた経験のある方も多くいることが分かりました。

※オストメイトとは・・・病気や事故により内臓に機能障害を負い、人工肛門や人工膀胱の排泄口(ストーマ)を造設した人のこと。

「おとなのトイレマナー」を守り、気持ちよく使おう

 今回の調査を行った「Check」と「全国自動ドア産業振興会」は、多機能トイレを利用・運用する際、「一般向けマナー」だけでなく「管理者マナー」も重要であるとしています。そこで両団体は、多機能トイレのマナー事例として、「おとなのトイレマナー」を作成しました。

 おとなのトイレマナーでは、「室内の閉まるボタンを押して、鍵をかける」「オムツ換え台は使用後に畳む」など一般向けのマナー事例、「自動ドアのボタン周辺にモノを置かない」「「緊急時の開閉は 30分後を目安に設定」といった管理者向けのアドバイスが紹介されています。

 障がい者の方だけでなく、誰もがお世話になることのある多機能トイレ。“いざ”というときはマナーを守り、気持ちよく使用したいものですね。(笹田久美子)

外部リンク

⇒元の記事を読む

    前日のランキングへ

    ニュース設定