店員がドローンだったら?靴が飛び交う「空中ストア」にようこそ

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2015年02月09日 20:40  FUTURUS

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FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

独特の形状と履きやすさで人気の『クロックス』を開発・販売するクロックス・ジャパンが、マルチコプター(ドローン)を使ったイベントを3月5日〜8日に東京ミッドタウンにて開催する。

靴とドローン? 一体どのようなイベントなのだろう?

独自開発したドローンで自慢のシューズをユーザーの元へ

『flying norlin project』と名付けられた今回のイベント。なんとドローンを使って“空中ストア”を展開するという世界初の試みである。

“norlin(ノーリン)”とは、クロックス社が開発したシューズのことだ。一見普通のスニーカーに見えるが、ソールにはあの“クロックス”の履き心地を実現する『クロスライト』を用いており、従来製品をはるかに凌ぐ軽さと通気性を実現している。

クロックス ドローン 空中ストア

イベントでは、来場者が設置されたiPadで好きなカラーを選択すると、地上5mもの高さにある特別展示パネルからドローンがノーリンを手元に運んでくれる。

そのためドローンも展示パネルも、設計から部品調達まで最初から行っており、全てオリジナルのものとなる。完成後も試験用の倉庫をおさえ、何度もシミュレーションを行ったのだという。

当日は、クロックスの新モデルの履き心地を楽しめると同時に、ドローンという“人以外のホスト”による新たな試みが体験できる。


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ついに“店員さん”が人じゃなくなる!?

数年前から、個人向けドローンが比較的簡単に手に入るようになってきたが、海外ではイベント等にも積極的に活用しているようだ。

例えば、マサチューセッツ工科大は、(校内で)スマートフォンで行きたい場所を入力すると無人機が案内してくれるという化『スカイコール』を開発し、2013年から試験運用をしている。

また、ミネソタ州では凍結した湖で釣りを楽しむ人々に、空からビールを届けるといったサービスも展開。航空局から注意を受け、残念ながらすぐさま中止になったが、こちらも大変面白い試みである。

今回のクロックスによる“空中ストア”は、「空中の展示パネルからドローンが靴を運んでくれる」、「無人機で簡単に運べてしまうほど軽いシューズ」の2点に於いて、来場者に新鮮な驚きを提供するという試みだ。

しかし、自分たちの希望に合った専用ドローンを独自に開発している点や、商業施設で一般の人々を交えての運用を可能にしたことなど、世界的にも前例のない画期的なイベントといえるのではないだろうか?

近い将来、“店員さん”が人ではなくなるかも? という予想も最近活発だが、いざ目の当たりにされると、なんというか、わくわくが止まらない。

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