杉本彩が語る「女にとって終わってしまった恋愛」とは

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2015年02月10日 07:42  BOOK STAND

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『日本人の人生相談』石原 壮一郎 ワニブックス
仕事、恋愛、人間関係、将来への不安......生きていると大小実に様々な悩みに遭遇します。そんな時に、思わず頼りたくなるのが「人生相談」。現に、誰かのある一言に救われたり、相談することで問題解決の糸口が見えてきたことも少なからずあるのではないでしょうか。なかでも、著名人たちが自分の悩んでいる問題に対して、どのような解決策を見出してきたのかは気になるところ。

『日本人の人生相談』の著者である石原壮一郎さんは、「悩みというのは当人にとっては『自分だけの問題』ですが、その内容はじつはそれほどオリジナリティはありません」といいます。そこで本書では、雑誌等を通して行われてきた数々の人生相談や悩み相談を、定番の35種類の悩みに分類。その悩みに対して著名人たちが回答してきたアドバイスの言葉を膨大な資料から収集・整理し、それらを総括することで、悩みへの対処法を導き出していきます。

 では、人生相談を受けた著名人たちは一体どのような言葉を残してきたのか、ここでは「昔の恋人」にまつわる悩みについての回答をいくつか見てみましょう。

 まずは、以前付き合っていた人のことが忘れられず、ヨリを戻すにはどうしたらいいかと悩む男性に対する、女優・杉本彩さんの回答。

「基本的には、一度別れたら復活は無理だと思ってください。前に『恋愛はガムに似ている』という話を聞いたことがあるわ。味のしなくなったガムを一度捨てたら、二度と口に入れる気にはならない。女にとって終わってしまった恋愛とはそういうものなのよ」

 なんとも衝撃的な言葉ですが、杉本彩さんが仰ると説得力があります。また杉本さんは、次の恋人には彼女とは全く違うタイプを選んだ方がよいとのアドバイスも。

 以前付き合っていた人が忘れられないのは、男性だけではありません。昔の彼が忘れられないという女性に対し、作家・室井佑月さんは次のようにアドバイスしたそうです。

「誰にも内緒で、こっそり元彼を見にいってみたらどう?(中略)案外、『へぇ、あんな男だったっけ? 』と冷静になれると思うよ。『やっぱりカッコよかった』って思うより、そっちの確率のほうが高いもの。だってね、誰でも無意識に自分の過去を直しちゃってるものなんだって」

 同じテーマであっても回答者によって、それぞれの視点や個性が垣間見えます。本書のなかに、今のあなたの悩み事に近い人生相談はあるでしょうか。もしかすると、その悩みを和らげる手助けとなるメッセージに出合えるかもしれません。



『日本人の人生相談』
著者:石原 壮一郎
出版社:ワニブックス
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