最近、続々と新作が発表され注目を集めている“家庭用ロボット”に、またもやニューモデルが登場。アメリカで発表された『Personal Robot（パーソナル・ロボット）』がそれだ。
家庭用ロボットといえば、昨年クラウドファンディングサイト『INDIEGOGO』で228万7,609ドルを集めた『JIBO』や、ソフトバンクが限定200台で発売した『Pepper』などが記憶に新しい。
今回紹介するロボは、米ニューヨークのエンジニアチーム、Robotbase（ロボットベース）が製作したもの。クラウドファンディングサイト 『Kickstarter』で、2月5日まで先行予約キャンペーンを実施し、16万1,537ドルを集金。募金額自 体は『JIBO』ほどではないが、目標額の5万ドルをはるかに超えていることからも、このジャンルに関する注目度の高さがうかがえる。
声や顔、表情まで分かるロボ
バス停の標識のような形状で、ぱっと見はロボットとは想像できない（ヒューマノイドタイプでないのが残念）。
が、機能はすごい。オーナーの声や顔、表情や好みなどを学習して覚えるのだ。ロボが隣の部屋にいて、オーナーの声が遠くてもちゃんと反応。うれしい時や悲しいときの表情も覚え、その時々の気分さえも認識する。
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そして、標識（先端の円形ボード）の液晶内に住んでいる（？）3Dアニメーションの女の子が、会話をしたり質問に答えてくれる。
要は、あなた（オーナー）の好みや要求に合わせられる“パーソナル”なロボってワケだ。
スマート家電と連携して省エネも
では、実際にどう使えるか？ 幾つか例を挙げると、まず家では
（1）朝（ロボ内の女の子が優しく）起こしてくれる
（2）照明やエアコン等と連動、適切な温度管理や省エネを実現
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（3）親の代わりに子供に物語を聞かせてくれる
（4）天気、ニュース、スポーツの結果等々を教えてくれる
（5）自走式なので、部屋中をカメラで監視してくれる
（6）料理のレシピを教えてくれる
等々。ちなみに、wifiやBluetooth等で繋げられるスマート家電となら、何でも連動がOKだ。
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またオフィスでも、会議やイベントのスケジュールを教えてくれたり、必要なデータやファイルをすぐに出してくれたりと、個人秘書的な役割もやってくれる。
他にも、気温や湿度、CO2量などを検知するなど、機能はかなり豊富。数えたらきりがない。
デリバリーは今年のクリスマス、価格は？
前述の通り、『Kickstarter』でかなり好評だった理由はもうひとつ。キャンペーン中は、ロボ本体価格が、定価1,995ドルの約半額995ドルだったためだ。
残念ながら、『KIckstarter』でのキャンペーンはもう終了しているので、今後は定価での販売になると思われるが、2月12日現在、ホームページの「PRE-ORDER NOW」と書かれたボタンをクリックすると、未だに「995ドルで販売中」と出てくる（ホームページが更新されていない可能性もあるので、要注意！）。
いずれにしろ、注文者へのデリバリーは今年クリスマスから開始予定。気になる方はホームページにアクセスしてほしい。
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