「思ったよりも怪しくなかった」との声も
漢方医の印象は「患者の話をよく聞いてくれた」「全体的に親切だった」・・・これは漢方デスク株式会社が全国の20〜60代の男女853人を対象に行った「漢方医のイメージに関する調査2015」によるもの。心と身体は一体であるとする“心身一如”を前提に、からだ全体の調子を整える漢方医療においては、受診時の問診は患者さんの状態を知るうえで非常に大事で、その“患者さんに寄り添う”姿勢が、好印象につながったようです。
また、その他の回答には「思ったよりも怪しくなかった」「診断方法が案外普通だった」といったものもみられ、患者側が受診前に漢方医療に対して、ミステリアスな印象を持っていたこともうかがえます。漢方医に期待するものに関しては、「的確な診断と正しい漢方薬の選択」が最も多く、「日常的な生活習慣指導」「かかりつけ医としての定期的な相談」と続きました。
「かかってみたい」だけど「行けない」その理由は?
漢方医にかかったことが無いのは全体の76%でしたが、そのうちの約8割が「漢方医にかかってみたい」と回答しています。そこで、それまで漢方医にかかれなかった理由を聞いたところ、「どこに漢方クリニックがあるのか分からない」という回答が最も多くなりました。加えて、「漢方医にかかってみたくない」方の理由として、「費用が高そう」「保険が効くか分からない」「なんとなく怪しい」といった回答が多数を占めました。
一般生活者の「漢方医療」や「漢方医」に対するイメージは総じて良く、多くが「漢方医を受診してみたい」と考えているものの、「どこで受診できるか」「いくら費用がかかるか」の部分がわからないため、なかなか受診に踏み出せない現状が明らかになりました。(QLife編集部)
関連リンク
|
|