ジッパーが「ロボット化」して自動になれば、実はかなり便利では?

0

2015年02月13日 20:40  FUTURUS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

両手が塞がっているとき、あるいは手が届かない背中にジッパーがあるとき、そんなときでも自動的にジッパーが開閉すればかなり便利だが、今まで誰も手を付けなかった改良点だ。

まだ実用化するには形状や電源の問題があるが、とりあえず、自動でジッパーが開閉できるウェアラブルの研究が発表された。

複雑な曲面でも動作するようなので、実用化されればかなり便利だ。

ジッパーを開閉する健気なロボット

この自動ジッパー開閉ロボットの『Zipperbot』を開発したのは、米国マサチューセッツ工科大学メディアラボ パーソナルロボットグループのAdam Whiton氏だ。


動画を別画面で再生する

ファッション・アパレルをテーマとした『Sartorial Robots(仕立屋ロボット)プロジェクト』の一環として発表された。

ただ、『Zipperbot』はジッパーの上を移動して開け閉めするだけなので、ロボットとは大げさかな、と感じたが、動画を見ていたら、なにやら懸命にジッパーを開け閉めしている姿に、やっぱりロボットかな、とも思えてきた。

動画を見るとわかるが、単純な平面だけでなく、曲面でも稼働するため、とても自分一人では閉められないような形状のジッパーも開閉できる。

Zipperbot1

このことはかなり重要で、例えば両手が塞がっているときに上着のジッパーを閉めたいとか、背中にあるジッパーを閉めたいときにも有効だ。

しかし、将来的には宇宙服のような着るのに大がかりな動作が必要な場合に役立つようになるかもしれない。

一端グローブをして細かな作業ができない状態になっても、簡単なボタン操作で宇宙服や作業服が着られるようになれば、かなり画期的だ。

ジッパーが自動化されればかなり便利

今回発表された『Zipperbot』はまだコンセプト段階で、ケーブルが付いているなど実用的ではない部分が残っている。

しかし、例えば電源はワイヤレスで送電し、コントロールも無線で行い、『Zipperbot』自体がもっと小型化すれば、実用化はそれほど難しくないように思える。

しかもジッパーは服だけではない。鞄や靴などにも使われるから、自動化できれば便利なことはかなり多いのではないだろうか。

    ランキングIT・インターネット

    前日のランキングへ

    ニュース設定