都会では健康ブームである。自転車やトレイルラン、皇居ランニングなど健康のための運動が流行している。ただ、運動はなにがなんでもすればいいというわけではない。正しく運動をしないと、逆に健康を損ねてしまうおそれもある。
そしてありがちなのが三日坊主。初めてみたものの、やっぱりツライ、楽しくない、苦痛だ、などの理由から止めてしまう人も多い。
これを解決するには、パーソナルトレーナーについてもらうのが早道だ。そんなトレーナーになってくれるガジェットがソニーの 『Smart B-Trainer』である。
アプリと連動してモニタリング
一見単なるBluetoothヘッドフォンのような形状をしているが、心拍をとる脈拍センサーの他、加速度、GPS、コンパス、ジャイロ、気圧センサーが内蔵されており、ランニングの状況を逐一モニタリングする。
センサー情報はBluetoothを介しスマートフォンアプリ『Smart B-Trainer for Running』に転送され、ランニングログとして活用可能だ。また、現在のラン状況は逐一耳から音声でガイダンスされる。
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ここまでなら普通のランニングアプリとさほど大きな違いはない。ここからが Smart B-Trainerの“トレーナー”たる由縁だ。
音楽のテンポを使ってペースを調整
心拍数は上げれば上げるほどいいというわけではなく、トレーニング内容に合わせて適切な心拍数を保つのがもっとも効率的である。
これを調整するために、単に音声ガイダンスをするのではなく、予め設定した“お気に入りの音楽”でペースダウンを促す。つまり、心拍数が高い場合、遅いテンポの音楽を流すのだ。
この音楽のテンポ解析は、ソニーの得意とする12音解析技術で実現している。
多彩なトレーニングメニューを用意
トレーナーだけあって、ユーザーの目的や目標に合わせたトレーニングメニューも用意されている。ダイエットや健康のためのランニングから、10km、フルマラソン完走、さらには上位入賞までと広いレベルをカバー。監修はナイキランニングアドバイザーの金哲彦氏によるものなので、安心だ。
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運動で心配なのは怪我だ。特に初心者にありがちなのは、“やりすぎ”で膝や足を壊してしまうこと。適切な運動量で、次第にペースアップするのがよいだろう。
ペースに合わせて流れるお気に入りの音楽のおかげで、毎日楽しく運動することができそうだ。