女性が活躍できる社会の実現を目指す!「ホルモンケア推進プロジェクト」が発足

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2015年02月23日 15:10  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

30代後半以降にホルモンのレベルが低下

 女性ホルモンには、月経や出産がスムーズに行われるだけでなく、肌にうるおいをもたらす、精神を安定させるなど多岐に渡った働きがあります。ところが、30代後半以降になると、レベルが低下しはじめ、仕事や私生活に多大な影響を及ぼす可能性が高くなります。

 女性ホルモンのレベルが低下すると、不正出血が続いたり、月経周期が乱れたり、からだの不調が現れることがあります。しかし、こういった不調は、適切なケアを行うことでカバーできるといわれています。そこで大塚製薬株式会社らは、女性が活躍できる社会の実現を目指す「ホルモンケア推進プロジェクト」を発足。医療、美容、栄養、キャリアカウンセリングなどの専門家が集い、女性ホルモンに関する知識の提供を開始しました。

日本人女性の2人に1人が産出できない「エクオール」

 ホルモンケア推進プロジェクトが着目しているのが、「エクオール」という成分。大豆中に含まれるイソフラボンは、更年期障害や骨粗しょう症、動脈硬化などの予防に有効であるといわれています。しかし、いくら大豆イソフラボンを摂取しても症状が改善しない人もいます。

 実はこうした症状の改善には、イソフラボンのうち「ダイゼイン」という種類のものが腸内細菌によって代謝されることで生まれる「エクオール」が関わっているのです。そしてこのエクオールこそが、イソフラボン関連の中でもエストロゲン活性が最も高いといわれています。つまり、エクオールを産生する腸内細菌が存在するかどうかで、イソフラボンの効き目に差が出ると考えられています。

 残念なことに、日本人の2人に1人はエクオールを産出できないとされ、20代前後の若い女性では、エクオール産生腸内細菌を持っているのは20%以下といわれています。同プロジェクトでは、エクオールが生産できない場合は、サプリメントを活用して摂取するよう呼びかけるとともに、月経周期を記録したり、その時の出来事や感情を記録したりするなど、自分のからだのことをよく知り、ストレスをためないことも、ホルモンケアにつながるとしています。(笹田久美子)

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