春眠暁を覚えず!9割弱が睡眠状態の改善を希望

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2015年02月26日 12:10  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

季節の変わり目は睡眠リズムが乱れがち

 春は、日の出の時間が急激に早まることで体内時計が乱れ、睡眠リズム(時間や深さ)が狂いやすくなる季節。進学や就職でライフスタイルが変わる人も多く、睡眠リズムを整えるための改善策を知っておきたい時期でもあります。

 花王株式会社らが協賛する「ウーマンウェルネス研究会」は、首都圏在住の男女451人を対象に「睡眠実態調査」を実施。その結果から、回答者の半数以上が現状の睡眠に不満を感じ、9割近い人が睡眠状態を改善したいと希望していることが明らかになりました。

 回答者の一般的な就寝時間は、午後23時から午前0時、睡眠時間は平均6時間26分でした。7割以上の人が照明の調光や入浴など、快眠への取り組みを実践しているものの、現在の睡眠状態に満足している人は46.1%にとどまりました。また、季節の変わり目では、56.6%の人が睡眠リズムの乱れを経験しており、「睡眠時間が短い(49.4%)」などの悩みを抱えていることも判明しました。

夕方以降のリラックスで快眠を確保!

 この調査結果を受け、睡眠専門クリニック「RESM 新横浜」院長で医学博士の白濱龍太郎先生は、平均睡眠時間は足りているものの、質の高い眠りが確保できていない可能性を指摘しました。

 白濱先生は、質の高い睡りのためには、1日の間で変化している体温リズムを上手にコントロールすることが重要だとし、食事中や睡眠時など体がゆったりしているときに働く「副交感神経」が優位になるよう、リラックスできる行動を夕方以降に心がけることが大切とアドバイス。夕方から就寝までに取り組みたい体温&ストレスコントロールの具体的な方法として、「肩甲骨を回す」、「炭酸入浴で体全体を温める」といった方法を紹介しています。

 今回の調査リリースでは、このほかにもさまざまなリラックス法が紹介されています。「春眠暁を覚えず」とならないよう、質の高い眠りを目指して、ご自身にあったリラックス法を実践してみてはいかがでしょうか。(笹田久美子)

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