うれしいけれど、ホッとする? 先生が卒業式に思うこと
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2015年02月27日 21:01 スタディサプリ進路
涙なしには過ごせない卒業式。送り出す側の先生は、どんな気持ちでこの日を迎えるのだろう?全国の高校教師309人にアンケート調査した(※)。
■先生たちのホンネは…?
「卒業式に先生が感じること」のアンケート結果を、その理由、コメントとともに多い順に紹介する。教え子のみんなには、口に出して言ったり、そんなそぶりを見せない先生もいるかもしれないが、心のなかは次のとおり。
【1位】うれしい 35%
「頑張りを知っているから。ハードルをクリアした生徒を直に祝福したい」(61歳男性・大阪)
「社会に羽ばたいていく姿を見ると嬉しくなる」(37歳男性・岐阜)
「希望進路が決まっていようがいまいが、ひとつのやりとげた結果だから喜ばしい」(58歳男性・福岡)
「苦労して卒業式までこぎ着けた生徒の、晴れがましい顔が好きだから」(55歳男性・神奈川)
「在学中、いろいろなトラブルもあったが、とにかく卒業できたことがうれしい」(60歳男性・山口)
決して「別れ」を喜んでいるのではない。卒業生の成長や進路実現を、自分のことのように喜んでいるみたい。
【2位】ホッ 32%
「卒業するまでいろいろありすぎたから」(40歳女性・秋田)
「ともかく3年間無事に卒業させることができた」(58歳男性・神奈川)
「ずっと緊張しているので、解放されてまずはホッとします」(44歳男性・東京)
「辞めていく生徒もいるので、卒業していくことや次に進む決意をしてくれたことに安心する」(34歳女性・長野)
「いろいろな経験を積んで成長した姿を見るとホッとする」(43歳男性・静岡)
その後の人生にも大きく影響する高校3年間。それを支える立場としての、責任感や使命感が伝わってくる答えがズラリ! その役目を終える卒業式は、思わず「ホッ」としてしまうのかも。
【3位】寂しい 23%
「家族が去っていくような気になる」(48歳女性・大阪)
「3年間一緒にいた生徒が自分だけをおいて離れていくので」(36歳男性・長野)
「いろいろしんどいこともあったけど、もう会えなくなると思うと寂しい」(52歳男性・徳島)
「もう今までのように、楽しく過ごすことができなくなるという喪失感から」(35歳女性・福岡)
「せっかく自分の護ってきたモノが去っていくのは寂しい、が、うれしい」(48歳男性・大阪)
もはや生徒は家族同然!? 苦労させられたとしても、別れはやっぱり寂しいよう。
■卒業生にこれだけは言っておきたい!
生徒への思いは人それぞれ。でも、共通してわかったのが、先生が生徒を思う気持ちの「強さ」。
そこで、卒業生に向けて言っておきたいことも教えてもらった。
「くじけそうになってもあきらめずによくがんばった、と賞賛したい」(33歳男性・大阪)
「『みんなにはいっぱい幸せにしてもらいました』と、生徒全員に感謝の気持ちを伝えます」(46歳女性・愛知)
「おめでとう、頑張ったね。これからも頑張って、しんどくなったら学校においでね」(44歳女性・兵庫)
「もっと自分を信じて行動してごらん、いつでも支えるから」(34歳女性・東京)
「困ったことがあったら遠慮せずにいつでも来い」(49歳男性・長野)
卒業しても、先生はいつまでもみんなの「先生」として見守っていてくれる。勇気をもって、次の一歩を踏み出そう!
※リクナビ進学調べ(2014年8月)
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