読者の方々は毎日カバンの中に何本の“ケーブル”と何個のメモリーカードを持っているだろうか? スマートフォンの充電ケーブル、カメラのフラッシュメモリ、USBメモリ……。
かくいう筆者は、WindowsのノートパソコンとiPhoneを毎日持ち歩いているが、増え続けるケーブルとUSB関連グッズに頭を悩ましているところだ。
そんな都市生活者のカバンの中の混乱を、統治するために開発されたのが『SYMLIS Sparrow』である。
毎日身につけることができるスマートなキーホルダー
アメリカのスタートアップ企業が手がける『SYMLIS Sparrow』は、USBメモリと充電ケーブルが一体になった便利グッズ。見た目以上にコンパクトな仕上がりだ。
引き裂きなどにも強いケーブルの一方の口がmicroUSB(あるいはLightningコネクタ)に、もう一方がフラッシュメモリになっている。端子部分は強力なマグネットで端子同士がくっつく構造になっており、キャップを付けておくことによってカギなどをぶら下げてキーホルダーとして毎日持ち歩くことが想定されている。
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いったいこれまでなぜこのようなグッズがなかったのか疑うほどシンプルな構造だ。キーホルダーをパッと取り出し、パソコンや電源とつなぐことですぐにスマートフォンを充電することができる。
ちなみにフラッシュメモリは16ギガバイトから64ギガバイトまでが選択可能になっている。
スマートフォンの拡張メモリとしての可能性
特筆すべきは、やはり内蔵メモリが付いている点であろう。パソコンに差して外部メモリとして利用することだけでなく、スマートフォンと同期することに注目したい。
ケーブルをつなぐことでスマートフォンにも外部メモリとして認識され、メモリ内のデータを閲覧したり編集したりすることが可能だ。スマートフォンで音楽や映画といった容量の大きいファイルを、ストリーミングでなく視聴するという方には向いているだろう。
また、スマートフォンでダウンロードしたコンテンツを他人と共有しあう時に、この『SYMLIS Sparrow』に保存しておいて友達の端末に差してもらうといった利用シーンも想定されている。
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『SYMLIS Sparrow』は現在クラウドファンディングサイトの『Indiegogo』で資金調達中。35ドル(プラス送料6ドル)で16ギガバイトのメモリがついた製品の購入権利を得ることができる。
カバンの中のケーブルやメモリを整理したいというビジネスマンは、ぜひ検討してほしい。