プレミアリーグ第27節が2月28日に行われ、サンダーランドはアウェーでマンチェスター・Uと対戦した。同試合で、サンダーランドに所属する元イングランド代表DFウェズ・ブラウンが“人違い”で退場を命じられたのではないかと、話題を呼んでいる。同日、イギリスメディア『BBC』が伝えた。
問題のシーンは0−0で迎えた64分。ブラウンはマンチェスター・Uに所属するコロンビア代表FWラダメル・ファルカオをエリア内で倒したとして退場を命じられていたが、映像を見るとチームメイトのアイルランド代表DFジョン・オシェイがファルカオを倒しており、ブラウンは横にいただけのように見える。
これについてイングランド審判協会は「審判の位置からは、ブラウンとオシェイの2人がファルカオに接触したように見えただろう。ブラウンが、シュートを放とうとしているファルカオをファールで止めたため、主審は退場を命じたと考えられる」との声明を発表し、この試合の主審を務めたロジャー・イースト氏による判定の正当性を主張した。
サンダーランドを率いるグスタボ・ポジェ監督は「何が起きたのか、目で見て判断するのは難しい。後で映像を確認し、分析しなければいけない。主審にも、なぜあのような決断を下したのか聞いておくべきだ」と、決断の難しさを語っていた。
なお、マンチェスター・Uはこのプレーで獲得したPKをイングランド代表FWウェイン・ルーニーが決めて先制し、2−0の勝利を収めている。