3月2日、米Microsoft社は折りたたんで携帯できるキーボード『Universal Foldable Keyboard』を発表した。
Bluetoothで複数のデバイスと接続でき、対応端末はWindows 8/8.1、Windows Phone 8.1 Update 2、iOS 7〜8.1、Android 4.3〜5.0となっているので、多くのユーザーから支持を得られそうだ。
高い携帯性と開けばすぐに使える利便性
折りたためる『Universal Foldable Keyboard』は、Bluetoothによるワイヤレスキーボードだ。
折りたたんでコンパクトに携帯できるが、広げて使用する際のサイズは通常のPC用と同じフルサイズを実現している。しかもちゃんとファンクションキーもあり、6列で75個のキーを配列しているため、かなり使い易いと思われる。
サイズは、折りたたんだ状態で147.6mm × 125.3mm × 11.5mm、広げた使用時は295.1mm × 125.3mm × 5mmとなる。折りたたみ式とはいえ、かさばるヒンジのような物が使われていないので、本当にぺたんこになる感じだ。その厚みは開いた状態で約5mmだが、たたんだ状態でも約11.5mmの薄さとなる。
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最初からWindows以外のiOS端末、Android端末に対応させたことで、多くのユーザーから好感を得られると予想される。
電源のオン・オフスイッチはなく、キーボードを開いたりたたんだりすることで行われるので、鞄から取り出してテーブルに開いたら即、使用開始できる。また、電源がオンになると自動的に端末にも接続されるので、本当にいきなり使える感じだ。
ただ、同時に接続して切り替えられるデバイスは2つまでとなっているが、まぁ、十分実用的だ。デバイスはボタン一つで切り替えることができる。
また、防滴仕様になっているため、カフェなどでも安心して飲み物を飲みながら使用できる。ただし完全防水ではないので、湯船に落としたりしないようにしよう(風呂場で使う人は少なそうだが)。
充電はMicro USBで行うが、一度フル充電すれば、なんと3ヶ月は使えるというからパフォーマンスが良い。
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値は少々張るが、ほしい
と、ここまで読まれたモバイル端末ユーザーの方は、すぐにでも『Universal Foldable Keyboard』を手に入れたいと思ったかもしれないが、発売は7月以降の予定だ。
小売希望価格は99.95ドルというから、約12,000円くらいになりそうだ。いや、消費税でそれを超えてしまうかもしれない。しかしその価値はあるだろう。ただ、日本での発売予定が出ていないので、7月から日本でも発売されるかどうかはわからない。
とはいえ、Microsoft社が昨年発売した『Universal Mobile Keyboard』が日本でも発売されたことから、恐らく『Universal Foldable Keyboard』も時期は遅れるかもしれないが、発売されるであろう。