「ニキビは青春のシンボル」とは限らない
「ニキビは青春のシンボル」・・・こんな言葉もあるように、ニキビ(尋常性ざ瘡)は、思春期に発症・悪化することが多いため、歳を重ねるとできにくくなるものというイメージが強いかもしれません。しかし、思春期を過ぎたとしても、女性では月経前やファンデーションの使用などが原因で、また、男女を問わずストレスや睡眠不足、間食などによって、大人ニキビを発症することがあります。
化粧品メーカーの株式会社ネイチャーズウェイが女性1,379名を対象に行った調査では、大人ニキビになったことのある人の割合は8割にのぼりました。できたことがない人は、わずか11%と、多くの女性が大人ニキビに悩まされていることが明らかになりました。
ニキビで病院に行く人はわずか14%
大人ニキビができたときに化粧品で対策するか尋ねたところ、対策するという回答者が35%、しない人は53%という結果に。中には、大人ニキビ専用の化粧品を使用したのに「刺激が強すぎて肌が荒れてしまった」「肌が乾燥してピリピリになってしまった」といったコメントもあり、専用化粧品といえども、誰にでも効果が期待できるというわけではないようです。また、「ニキビができたら病院に行きますか?」 という質問では、行く人は14%にとどまり、75%の人は行かないと回答。ニキビは病気であるという認識はまだ薄いようです。
大人ニキビの完治まで要した時間は、「1週間未満」が57%、「1週間以上〜2週間未満」が11%。「1か月未満」も合わせると、およそ7割が比較的早く治っているようです。しかし、中には2か月以上かかったと回答した人も。
ニキビを治すためには、まず、食生活や睡眠などに気をつけて、ストレスのない健康的な生活習慣を目指しましょう。それでもだめときは、病院で治療を受けることも選択肢のひとつと考えるのが良いかもしれません。(笹田久美子)
|
|
関連リンク
⇒元の記事を読む