子どもは大人よりにおいに敏感
これから過ごしやすい季節を迎え、ドライブを楽しむ家族も多いのではないでしょうか。そんな時に気になるのが、子どもの車酔いです。本来、車酔いは揺れや振動によって生じるものですが、子どもの場合は、車に乗った途端に酔ってしまう「途端酔い」も多いようです。プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社の調査によると、「途端酔い」を子どもの91%が経験しているといいます。まだ、走り出していないので、揺れや振動はありません。ではなぜ、車に乗った途端に酔ってしまうのでしょうか。
原因は、車のにおいにありました。調査では、気になる車のにおいのワースト1は、エアコン(51%)。ほかに、芳香剤や香水のにおいなどが挙げられました。
子どもは大人よりも嗅覚が鋭く、においに敏感とされています。そのため、車特有のにおいが、過去に“車に酔った”経験を呼び起こさせてしまうのです。このように、今回の調査では、途端酔いは精神的なことが原因としています。
「車に酔わない」という経験が大切
それでは、「途端酔い」にならないようにするには、どうすればよいのでしょうか。まずは、車のにおいを取り除いてあげること。そして、子どもが車に酔った経験を思い出してしまうことがないようにして、「車に酔わない」という経験ができるように工夫をしてあげることが大切です。
しかし、ここで芳香剤や香水でごまかそうと考えると逆効果になってしまいます。ただの芳香剤では、本来のにおいが消えるわけではありません。本来ある車のにおいと芳香剤の香りが混ざり合い、さらに吐き気を誘発することも多々あるのです。そこで役立つのが、消臭効果のある消臭芳香剤です。今回の調査では、こうしたタイプの消臭芳香剤を試したところ、車に酔わなくなったという声が途端酔いに苦しんでいた子どもたちから挙がっています。
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学校はもうすぐ春休み。お子さんのいるご家庭では、においの原因を元から断って、楽しいドライブに繰り出しましょう。(月乃雫)
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