家庭菜園でプチ自給自足なんてどう?ハイテク栽培キット「ピッコラ」

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2015年03月11日 20:30  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

3月9日、家電の製造・販売を行う株式会社エスキュービズム・エレクトリック社が、家庭用水耕栽培キット『ピッコラ』を発表した。

同社が商用の植物工場をセミオーダーメイドとして展開している『オレンジファーム』の技術を、家庭用にコンパクトにまとめた製品だ。これで屋内でも無農薬野菜などを栽培することができるので、庭や広いバルコニーがなかった環境でも、家庭菜園を楽しむことができるようになる。

光源には、より太陽に近い光を再現し、発芽促進や成長促進を行う技術が盛り込まれている。

屋内で野菜を栽培できるコンパクトなキット

『ピッコラ』は家庭用となる屋内型水耕栽培キットだ。専用の液体肥料と水があれば、無農薬で野菜などの栽培ができる。

『ピッコラ』のトレーには脱着式の足が4本付いており、これを調整することで、LED光源と芽との距離を調整して“徒長”を防ぐことができる。徒長とは、茎だけが力なく伸びて根元から倒れてしまう現象だ。これを防ぐには、芽の段階でしっかり光を当てる必要があるのだ。

苗床の調整が簡単

また、『ピッコラ』の苗床は2つのトレーに分けられるため、同時に2種類の野菜を栽培できる。

二毛作と二期作が可能

2種類の野菜の植え付け時期や生長速度が異なっても、それぞれのトレーの高さを別々に調整できるため、光源との距離を調整可能だ。LED光源には白色と赤色を搭載することで、より太陽の光に近づけている。

苗床の穴は不要なものは塞ぐことができるため、水面に光が当たり藻が発生することを防いでくれる。この穴は、植える野菜の種類に応じて間隔を変えることができる。

また、『ピッコラ』は蓋が全面開放型でき、トレーも軽量であるため、メンテナンスも楽になるように工夫されている。

メンテナンスが楽

屋外菜園を諦めていた人や、お店のインテリアにどう?

『ピッコラ』の本体サイズはW295×D200×H300mmとコンパクトなので、家庭だけでなく、レストランやカフェなどでも素材の新鮮さを売りにしたり、緑を室内に取り入れるためのインテリアとしても利用できそうだ。

電源も一般家庭用コンセントを利用し、消費電力は1時間あたり約7.1wであり、1ヶ月の電気料金も約46.8円で済む(1日10時間使用。電気料金は地域によって異なる)。

さて、これまで屋外にスペースがないため家庭菜園を諦めていた人は、『ピッコラ』で屋内型の家庭菜園に挑戦してみてはどうだろうか。

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