30年でどう変わった?ビジネスパーソンのストレスの“タネ”

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2015年03月12日 12:10  QLife(キューライフ)

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1984年と2015年の「ストレス調査結果」を比較

 いつの時代も私たちの生活と切っても切れない関係にある「仕事」と「ストレス」。たとえ大好きな仕事をしていたとしても、予想外のトラブルに巻き込まれたり、思うように事が進まなかったり・・・。気づかぬうちにストレスをため込んでしまうこともあるでしょう。株式会社ヤクルトが今年1月に行った調査では、ビジネスパーソンの84.3%が「ストレスを持っている」と回答しています。

 では、こうしたストレスの“タネ”は、時代の変化と共にどのように変わってきたのでしょうか。今からおよそ30年前の1984年、ヤクルトは男性ビジネスパーソン400人を対象に「サラリーマンの快便度調査」を実施し、その中でストレスに関する質問をしています。1984年の結果と2015年の結果から、ビジネスパーソンのストレス変化を考えてみましょう。

ストレス原因第1位は「仕事が予定通りにいかないとき」だけど・・・

 まず、1984年の調査では、全体の65.3%が「ストレスがたまることがある」と答えています。先述の通り、2015年の調査はおよそ85%という結果だったので、この30年で20ポイント近くも「ストレス持ち」が増加していることになります。ストレスがたまるシチュエーションのトップは、1984年も2015年も「仕事が予定通りにいかないとき」でしたが、その割合は、67.8%から58.5%に減少。「スケジュールが過密のとき」も同じく減少しています。

 逆に多くなっているのが「人間関係」にまつわるもの。「上司とうまくいかないとき」は24.5%から34.5%に上昇。「部下とうまくいかないとき」も6.5%から16.5%に上昇と、それぞれ10ポイントの上げ幅を記録しています。

 このほか、「昼食を定時に食べるか」という質問では、1984年は74.8%が「定時に食べる」と回答したのに対し、2015年は35.6%まで減少。些細な変化にも思えますが、ビジネスパーソンの生活スタイルそのものも大きく変わっていることがうかがい知れます。

 ちなみに、1984年はNHK朝ドラ「おしん」が放映された年。今も昔も多くの人にとって、「おしんのしんは、辛抱のしん」とはならずにストレスをため込んでいたようで。ため込む前に適度な息抜きを!(QLife編集部)

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