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最近、街中で自撮棒を見かけることが多くなった。棒状の一脚といえる商品で、先端にスマホをつけることで自分自身の撮影がしやすくなるというものだ。自撮りは英語で言うと“セルフィー”という言葉になるそうだ。しかしあの自撮り棒、人混みのなかではジャマになるし、ガジェットとしての楽しみに欠けるところがある。
未来を考える『FUTURUS』読者には、セルフィーよりも“ドロフィー”を勧めたい。ドロフィーとは“ドローン(クアッドコプター)で自撮りをすること”である。今回紹介するのは、そんなドロフィーがカンタンにできるコスパの良いドローン『ELF』だ。
自撮りに特化したドローン
『ELF』は高精細(HD)のカメラがついたドローンだ。Bluetoothを使ってスマホと連携し、スマホをコントローラーにすることができる。
![ELF01](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/03/ELF01-690x459.jpg)
別売りされているメガネ型の簡易VRキットを購入すると、まるで飛んでいるかのような感覚の3Dビューを楽しむことができる。
![ELF02](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/03/ELF02.jpg)
720ピクセルのカメラが内蔵され、高画質での撮影が可能だ。maikuroSDスロットがついており、記録もできるし、リアルタイムでの撮影共有もできる。3Dプリンタで出力されたABS樹脂本体の組み立てには、ネジやハンダといった工具の必要はなく、自分で組み立ててすぐに飛行することが可能になっている。重量は98グラムときわめて軽く、バッテリーは900ミリアンペアで、天候や風にもよるが約7分の飛行が可能で、30メートルの飛行範囲となっている。
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拡張可能なクアッドコプター
『ELF』の特徴として、“オープンソース”であることが見受けられる。ソフトウェアが公開されていて、あなたがエンジニアなら自分にあったアプリケーションをつくることも可能だ。また、小型の基盤である『Arduino』とも互換性があり、本体の飛行や装飾も自分でカスタマイズすることができる。
『ELF』は現在クラウドファンディングの『Indiegogo』で資金調達中で、すでに目標の2万ドルを達成している。価格は69ドル(プラス国際送料30ドル)からとロープライスも魅力的なところだ。納期は2015年7月を予定しているそうだ。
ガジェットとしては、遊ぶことと実用的な自撮りの2つを一気に手を出したいという方に最適なドローンといえる。最近政府に提出された航空法の改正案によってドローンは厳しい規制を受けるかもしれないが、是非遊び倒したい一品である。