テーブルに桜咲く。自宅で楽しむ「お花見レシピ」

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2015年03月20日 13:01  JIJICO

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JIJICO

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桜の形や色、香り、味などで季節感あふれるメニューに仕上げる


今年も桜の季節がやってきました。あっという間に散ってしまう、はかない花ですが、九州から北海道まで開花期間は1か月くらいあるので、この時期は桜をイメージさせるメニューで「お花見気分」を楽しみましょう。


最近では、ネットなどを利用すれば「桜風味のペースト」「桜の塩漬け」「桜の花のミンチ」「桜の花びら形のチョコ」「ピンク色の桜あん」「桜の花のパウダー」「桜のリキュール」「桜のエッセンス」「桜の葉の塩漬け」など、さまざまな素材を購入できます。


桜の形や色、香り、味などを料理やデザートに盛り込んで、季節感を出していきましょう。また、ネーミングにも忘れずに春を取り入れてください。


コンセプトは「和カフェでのお花見」。「桜の香りの手打ちそば」


今回は「素敵なお庭が見える和カフェでのお花見」をコンセプトにした、2つのレシピを紹介します。まずは、おそばから。


「桜の香りの手打ちそば」



【材料(2〜3人分)】
・そば粉 180g
・強力粉 70g
・水 100ml
・桜のペースト 大さじ1
・打ち粉(そば粉) 50g


【作り方】
(1)そば粉と強力粉を合わせてふるう。
(2)水の半量、桜のペースト、食紅(極少量)を加え、箸でよく混ぜながら水と粉をなじませる。
(3)残りの水の半量を加え、さらに箸で混ぜ合わせる。
(4)様子を見ながら水を加える。水分が全体になじんだら生地をまとめる。
(5)体重をかけ、内側に折り込むようにしてよくこねる。
(6)中の空気を抜くような感じで、生地を中心に練り込む。
(7)打ち粉を軽くふった「こね板」に出し、めん棒で生地をトントンと押して広げる。さらにめん棒を使って丸く伸ばす。
(8)生地に打ち粉をふり、めん棒に巻きつけながら、手前から向こう側に両手で転がす。端までいったら、生地の両端とめん棒を持ち、「こね板」の上をこするようにして手前まで引き戻す。これを5〜6回繰り返す。
(9)180度回転させ、手前からめん棒に巻きつけて5〜6回転がす。次に90度回転させて同様にし、さらに180度向きをかえて転がす(四角い形の生地にする)。
(10)打ち粉をたっぷりとふり、生地を広げてめん棒でさらに薄く伸ばし、約2mmの厚さにする。
(11)打ち粉をふったまな板に生地を移し、2mm程度の幅に切る。約10cm切るごとにそばを包丁ですくって切り口を開き、全体が打ち粉にふれるようにする。束ねて持ち、余分な打ち粉を払って並べる。
(12)そばをたっぷりの熱湯に入れ、再沸騰してから約30秒〜1分ゆでる。冷水にとり、そばが切れないように静かに洗う。最後に氷水に通して引き締め、ザルにとる。


桜がほんのり香る「さくら白玉のお花見あんみつ」


「さくら白玉のお花見あんみつ」



【材料(4人分)】
・市販のあんみつ 4個
・白玉粉 100g
・水 約90ml
・桜のペースト 小さじ1
・食紅(お好みで) 極少量
・さくら餅 4個
・お好みのフルーツ 適量
・桜の塩漬け(飾り) 4つ


【作り方】
(1)ボールに白玉粉、桜ペーストを入れ、水(お好みで食紅を少量溶かす)を少しずつ入れて混ぜ合わせる。
(2)粉と水がなじんできたら、しっかりと力を入れてこね合わせる(耳たぶくらいの固さ)。
(3)生地を同じくらいの大きさにちぎって、両手で2cmくらいの丸い形にする。最後に中央を指で押さえてくぼみをつくる(ゆであがりが均一になるように)。
(4)鍋に湯を沸かし、沸騰したところに団子を入れる。くっつかないようにヘラなどでそっと混ぜ、浮いてくるのを待つ。2〜3分くらいでお団子が浮いてくるので、浮いてきたら1分ほどゆでて冷水にとる。
(5)器にあんみつ、さくら餅、白玉団子、フルーツを盛り付けて黒蜜を添える。そして、あんこの上に桜の塩漬けを飾る。


どちらのレシピでも、桜風味ペースト(Wサクラ・プラス)という商品を使用しました。桜の花の塩漬けは飾りには良いですが、料理にはペーストの方が扱いやすく、香りも味もほのかに残るのでオススメです。



(売間 良子・料理研究家)

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