話相手にもなるグーグル「Android Auto」でカーライフはこんな風になる

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2015年03月24日 17:40  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

米グーグルは開発を進めていた車載用Androidプラットフォーム『Android Auto』に対応するアプリをリリースした。いち早く動いたのはパイオニアで、『Android Auto』対応の車載端末『AVH-4100NEX』を発表したのだ。

同社は米国市場で『AVIC-8100NEX』、『AVIC-7100NEX』、『AVH-4100NEX』の3モデルを投入するとしている。『Android Auto』でドライブがどのように変わるか、同社のデモンストレーションムービーで見ることができる。

『Android Auto』にいち早く対応したパイオニア

『Android Auto』とスマートフォンのアプリが連携することで、これまでのカーナビゲーションシステムで得られた情報に加え、グーグルマップ、メッセンジャー、音楽アプリ、天気など様々な情報を入手することができる。

AVH-4100NEX

私はときどきカーナビを操作している最中に、天気も知りたいと思うことが多かったので、これはほしい機能だった。

また、『Android Auto』はハンズフリー操作を可能にするので、運転中のスマートフォンの操作という危険を回避することができそうだ。もちろんメールなども操作からメッセージの入力まで音声でコントロールでき、受信したメッセージも音声で読み上げてくれるため、スマートフォンを取り出して画面を見る必要はなくなる。

つまり、Androidスマートフォンの画面が車のダッシュボードに組み込まれ、音声でやりとりできるハンズフリー版になったといってよい。

ドライブシーンはどのように変わるか

パイオニアが公開したデモンストレーションムービーによれば、『Android Auto』はかなり便利そうだ。


動画を別画面で再生する

画面の音声入力モードアイコンをタップすれば、後は画面を見なくても『Android Auto』を利用できる。

例えば、今日の予定を口頭で訪ねれば、何時から誰と食事の予定が入っているなどを音声で答えてくれる。また、近くのカフェは何処にあるかを口頭で訪ねれば、付近のカフェのリストを表示してくれる。

付近のカフェリスト表示

もちろん、リストのなかから店を選んでタップすれば、店までのナビゲーションが始まる。かなり日常会話的な質問でも可能で、「今日は傘が必要?」と問いかければ、「いいえ、今日は雨は降らないでしょう」などと答えてくれる。

聴きたい音楽があるときも、「●●(曲名)をかけて」と言えば、その曲がかかる。さらにハンズフリーで電話をかけることもできる。「●●(相手の名)に電話をかけて」と語りかければ自動的に電話をかけられる。

音声で電話を掛ける

会話が始まってからもハンズフリーのままだ。この使い勝手はメールでも利用できる。受信したメッセージをタップすると、音声で読みあげてくれる。それに対して口頭で返事をすると、その返事を返信するかどうかを『Android Auto』が確認してくる。「送って」と答えれば返信メールが送信される。

そしてムービーを見ていて、「そうだ相手はグーグルだった」と思わずにんまりしてしまうのは、「ここから月までどのくらい遠い?」と唐突に尋ねると、『Android Auto』は真面目に「月までは23万8000マイルです」と答えてくれるシーンだ。

車載情報端末の進化が加速する

『Android Auto』対応モデルを発表したのはまだパイオニアだけで、米国、英国、豪州での利用に限られているが、これから他のメーカーや地域でも対応が始まるだろう。一方、アップルも『Car Play』を発表しており、車載システムの進化が加速されそうな気配だ。

ドライブ中により豊富な情報を得られることで、カーライフのあり方も変わってくるだろう。

このニュースに関するつぶやき

  • これ、私iPhoneバージョンで使ってるんだけどもexclamation ��2 結局はiOSがバージョンアップしていくと、終いには認識できなくなるという…この点の改善ってされたんだろうかね?
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