「1つ前の駅から歩く」運動習慣 東京では「3つ前の駅」が理想?

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2015年03月26日 12:10  QLife(キューライフ)

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「1回30分以上」の運動習慣。ウォーキングなら約2.5キロ以上

 生活習慣病の予防には、適度な運動を続けていくことが大事です。ところが、厚生労働省の「平成25年国民健康・栄養調査」によると、「1回30分以上の運動」を「週2回以上実施」し「1年以上継続している」運動習慣のある方の割合は、男性で33.8%、女性で27.2%にとどまっています。厚生労働省が推進する、21世紀における国民健康づくり運動「健康日本21」では、運動習慣者の割合を20〜64歳で男性36%、女性33%にさせることを目標としています。

 こうした運動習慣を手軽に、そして安価に身につけるため、東京や大阪など、大都市のビジネスパーソンに広がっているが「1駅手前で降りて、歩いて通勤する」というもの。ところが、交通網が発達した都心では「ホームから隣の駅が見える」なんてこともしばしば。

 平均的なウォーキングの速度(時速5キロ)で30分以上となると、最低でも2.5キロは必要です。そこでQLifeが都心、特に山手線内のJR(山手線、中央・総武線)における「1駅手前」の事情について調査しました。

都心のJR駅間距離は平均1.14キロ。1駅では全然足りない!

 山手線内のJR各線の駅間距離の平均は約1.14キロ。最も短いのは日暮里〜西日暮里間で0.5キロ、わずか500メートルです。一方、最も長い田町〜品川間でも2.2キロメートルと、「1駅歩く」では、2.5キロをクリアしないことがわかりました。ならば、どのくらい歩けば2.5キロをクリアするのでしょうか。目的地を新宿として想定すると、山手線内回りならば高田馬場駅で(新宿までの距離2.7キロ)、山手線外回りならば渋谷駅で(新宿までの距離3.4キロ)、中央・総武線ならば四ツ谷駅で(新宿までの距離3.7キロ)降りる必要があります。

 毎日の運動習慣を身につけることは、健康だけでなく、新しい発見や自分を見つめなおす時間など、メリットは多いと思われます。通勤・通学途中のウォーキングをお考えの方は、ぜひこちらを参考に「1駅」ではなく「30分以上」を目指してください。

 ちなみに、国内の鉄道路線で最も駅間距離が短いのは、とさでん交通・後免線の一条橋〜清和学園前間でその距離わずか84メートル。一方、最も長いのは、JR海峡線の津軽今別〜木古内駅間で74.8キロ。ただし、「海峡線」の名の通り、駅間には津軽海峡が広がっていますから、「歩こう」に加えて「泳ごう」が必要になるかもしれません。(QLife編集部)

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