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「煮詰まる」「やぶさかでない」…の正しい意味がわかる?

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2015年03月31日 14:41  スタディサプリ進路

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■正反対の意味で使われている言葉は意外と多い

「昨日、学園祭の打ち合せしたんだけど、みんな全然アイデアが出なくて煮詰まっちゃったんだよね」──。

一見何の問題もない文章に思えるかもしれないが、実はこの「煮詰まる」の使い方は誤り。

「煮詰まる」は本来「話がまとまって結論に近づく」という意味。全然アイデアが出ていないのだから、この場面は明らかに結論が見えない状態。「煮詰まる」ではなく「行き詰まる」が正解だ。

実は、こんなふうに間違った使い方が定着している慣用句は意外とたくさんある。では、下の文例のうち、言葉の使い方が本来の意味とは違っているものはどれとどれかわかるだろうか?


■あなたは何問できる? 間違って使いがちな慣用句クイズ

1)「やぶさかでない」
今、君に1000円貸すのはやぶさかではないけどさ、喜んで貸していると思ったら大間違いだからね!

2)「役不足」
あの中野君では生徒会長の責任を担うには役不足だね

3)「気が置けない」
確かに神田さんとはいつも一緒にいるけど、私を利用しようとしているのが見え見えで気が置けないの

4)「世間ずれ」
総理大臣の名前も知らないなんて、君は本当に世間ずれしてるなあ

5)「憮然(ぶぜん)」
大久保君が財布を落として憮然としてたからさ、「あんまり落ち込むなよ」って励ましてあげたんだ。いや、もう貸さないけどね




■「役不足」は「能力に対して役目が軽い」という意味

では、解答・解説を。実は5)だけが正解で1)〜4)は全部間違い。

1)の「やぶさかでない」は、まさに「喜んで〜する」という意味。よく「仕方なく〜する」という意味で使われることがあるが、間違いだ。

2)の「役不足」は、「能力に対して役目が軽すぎる」という意味。中野君では能力が足りないと言いたいなら「力不足」が正解。

3)の「気が置けない」は「気遣いする必要がない」という意味。親しい間柄を表すのに使うのが正しい。「油断できない」という意味で使われることがあるが、間違い。

4)の「世間ずれしている」は、「世間からずれている」という意味ではなく、「世の中で揉まれてずる賢くなっている」という意味。「ずれ」は漢字で書くと「擦れ」。

5)の「憮然」は落ち込んでいる様子を表すのでこの用法でOK。よく「怒っている」という意味で使われるが、間違っている。




■「やぶさかでない」は大人でも半数近くが不正解

なお、これらの慣用句は大人でも間違って使っている人が多い。文化庁の「平成25年度 国語に関する世論調査」によると、「煮詰まる」は21.0%、「世間ずれ」は32.7%、「やぶさかでない」は45.1%の人が間違った意味で理解していた。

つまり、周囲の大人につられて何となく使っていると、実は全然違う意味だったということが十分ありうるので要注意。国語の試験にもよく出るので、この機会にまとめて覚えてしまおう!

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