世界初!訪日外国人向けの「プリペイドSIM」自動販売機が登場

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2015年03月31日 20:30  FUTURUS

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FUTURUS(フトゥールス)

この便利さは、世界初だという。

3月27日、NTTコミュニケーションズは、訪日した外国人がすぐに使えるプリペイドSIM『Prepaid SIM for JAPAN』を購入できる自動販売機を、新関西国際空港とAQUA CITY ODAIBAの2箇所に設置した。

『Prepaid SIM for JAPAN』の自動販売機にはパスポートスキャナが搭載されることで、“購入後最短2分でSIMカードを開通できる”と謳われている。海外からの旅行客をターゲットとしており、滞在期間に応じて、7日間プラン3,450円(税別)と14日間プランが4,950円(税別)が用意されている。

最短2分で開通できるSIM自動販売機

『Prepaid SIM for JAPAN』自動販売機の最大の特徴は、購入したSIMの開通機能が備わっていることだ。これは世界初の試みになる。

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パスポートスキャナが内蔵されているため、SIMの開通手続きに必要な契約者情報の入力の手間が大幅に削減される。また、操作するタッチパネルは英語と中国語に対応しているため、日本語がわからない人でも契約者情報の登録などが容易で、購入しやすい。

しかも決済で現金を使わず、クレジットカードを使うため、SIM購入のために慌てて両替をする必要もない。クレジットカードはVISA、Master、JCB、American Express、Diners Clubの5種類に対応しているため、多くの外国人が利用できるだろう。

SIMカードには2つのタイプがあり、滞在期間に応じて7日向けと14日向けがある。共に利用容量は100MB/日で、容量をオーバーしても追加料金があるわけではなく、通信速度制限が上下200kbpsに制限されるだけだ。SIMカードのサイズには標準、micro、nanoの3タイプが用意されている。

『Prepaid SIM for JAPAN』自動販売機の設置場所は、お台場のAQUA CITY ODAIBAの3階と新関西国際空港の第一ターミナル1階の南到着口にあるInternet&Telephone コーナーの2箇所だ。

設置場所が増えればかなり便利になるだろう

訪日外国人が、すぐに利用できるSIMを自動販売機で簡単に購入できる環境を、世界に先駆けて用意した意義は大きいが、まだ設置場所が2箇所しかないことで、不便な思いをする外国人は多いままだろう。これが羽田空港や成田空港、あるいは東京駅や観光客が多い京都駅当たりにも設置されるとかなり利用者にとってはありがたい環境ができる。

外国からビジネスや観光で短期滞在のために訪日した外国人の知り合いが、まだこの自動販売機のことを知らなければ、こちらの数少ない設置場所を教えてあげるとよいだろう。

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