世界10か国約8,000人の眠りを調査 大多数が「ぐっすり眠れていない」と判明

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2015年04月02日 12:10  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

仕事や経済状況が心配で眠れない

 みなさんは普段、良く眠れていますか?毎年3月18日は、世界睡眠学会が定めた「睡眠の日」。世界中の人たちに、より良い睡眠について考えてもらおうという日です。電機・家電製品のメーカーのフィリップス社は、この日を支援するため、世界10か国、7,817人を対象に、睡眠に関する調査を実施しました。

 その結果、96%が「睡眠は重要である」と回答しているのに、日常的に一晩中ぐっすりと眠れていると回答したのは、たった17%にとどまることが分かりました。睡眠は健やかな暮らしに大切だと感じている人は多いのに、「良く眠れている人」は少ないようです。

 眠れない要因は「金銭・経済状況」が28%、「仕事」が25%。一方、携帯電話などが要因と答えたのは21%。この数年で急速に普及したモバイル機器をはじめ、睡眠に影響を与えている原因はさまざまなようです。これらの原因に対して、57%の人は「睡眠を改善する手段」を講じていないことも明らかになりました。

閉塞性睡眠時無呼吸患者の80%は治療を受けていない

 この調査結果を受けて、フィリップス社は今後、睡眠の改善に向けたグローバルなチャレンジを発信していく予定としています。

 改善への第一歩は、睡眠障害の原因となる潜在的なリスクの調査。世界のかなりの人々が睡眠障害に苦しんでいると推定され、とくに「閉塞性睡眠時無呼吸」は、睡眠障害の主な原因のひとつ。しかしこの障害を抱える患者の80%が診断を受けていないのが現状です。

 また、潜在的な睡眠障害への対処に加え、一人ひとりが改善に向けて行動することも大切。日常のストレスが原因で夜眠れないことは誰にでもありますが、小さな変化を起こすことでストレスの要因を軽減し、睡眠をより良くすることは可能なのです。早速、今日から自分の眠りを見直してみませんか。(今田志野)

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