「モダンアート愛好家は“わかったフリ”がしたいだけさ」。来場者がとんだ悪戯。(米)

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2015年04月08日 16:22  Techinsight Japan

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モダンアート愛好家を悪戯で騙した男性(画像はmetro.co.ukのスクリーンショット)
モダンアート(現代美術)の世界に精通している人というのは、醸している雰囲気からして何かが違う。尊敬の眼差しで見られることも多いものだが、本人たちも結構ムリして理解しているのかもしれない…という話題をお伝えしてみたい。

内心“これのどこが芸術なのだろう”などと思ってしまい、モダンアートの世界を楽しめないという人がいる一方で、モダンアートの鑑賞が何より好きという人も実に多い。作品を前にしていかに豊かな感性と想像力でその芸術性を受け止められるか、そこに違いがあるのだろう。

だがこのほど米テキサス州では、ある男性がとんだ悪戯でモダンアートの世界を冒涜してしまった。場所はテキサス州ダラスにある「ダラス美術館(Dallas Museum of Art)」のモダンアート・ギャラリー。誰もいないことを確かめて、男性はギャラリーの片隅にそっとサングラスと黒皮の腕時計を置き、後から入ってくる人々の反応を確かめたのであった。

これも作品といわんばかりの雰囲気で来場者を迎えてくれるサングラスと腕時計。モダンアートの愛好家らがそれをじっくりと鑑賞し、理解、納得した上でほかの作品へと歩みを進めていく様子が、その後Twitterに公開されてしまった。モダンアートを楽しむには“わかったフリ”が大事、そんな人々によって支えられている芸術なのだと男は言いたげだ。ちなみにイタリアでは昨年、美術館の清掃員がそうした作品をゴミと間違えて処分するというアクシデントが起きていた。

※ 画像はmetro.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)


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  • その悪戯と思われる行為をすること自体がモダンアート、鑑賞者は間違ってはいない。
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