野菜摂取量、足りているのは56.8%
健康に生きたい。誰もがそう思っているはずなのに、食生活を改善したり、身体を適度に動かしたりといった健康づくりを理想通りに実行するのはなかなか難しいもの。日々の忙しさに追われると、ついおろそかにしがちです。
東京都は、健康寿命の延伸と健康格差の縮小を目指して「東京都健康推進プラン21(第二次)」と題した健康づくりの取り組みを推進しており、このほど野菜の摂取や身体活動に関する意識調査を行いました。
アンケートによると、自身の健康状態について「よい」「まあよい」と答えた人は42.3%、「普通」と答えた人は41.4%でした。また、健康状態に不安を抱えている人たちの9割は、生活習慣を改善する必要があると感じているようです。
野菜を摂取することの大切さについては認識が高いようで、野菜を食べるように心掛けている人は全体の90%以上。一方で、実際に1日の野菜摂取量※が足りていると答えた人は56.8%ということが判明しました。
※国の「健康日本21(第2次)」で定めている1日の野菜摂取 目標量350g以上
|
|
1日の目標歩数に達する人は半数以下
続いて、運動に関する設問では、81.4%の人が体を動かすように「いつも心がけている」「だいたい心がけている」と回答。階段を使う、できるだけ歩くなどの工夫が見られました。ところが、国の「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」で1日の目標歩数とされている8,000歩以上歩いている人は半数以下という結果に。意識と実際の行動の間にギャップがあることが分かりました。
野菜の摂取や普段の運動について、日々意識してはいるものの、十分ではない現状があるようです。今回の調査では、このほかにも健康に関する計18項目のアンケート結果を公開しています。野菜摂取や普段の運動習慣は、生活習慣病の予防や健康づくりにも欠かせません。この春から気を引き締めて、毎日の生活を見直してみるのもよいですね。(月乃雫)
関連リンク
⇒元の記事を読む