あなたの生活を変えるか?『JINS MEME』が秘める可能性

0

2015年04月12日 15:30  FUTURUS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

『FUTURUS』でメガネ型ウェアラブルデバイスの『JINS MEME』を『JINS発表の次世代メガネは「自分を見つめる」機能を標準搭載』の記事で紹介したのは2014年5月だった。

この『JINS MEME』が、いよいよ2015年秋頃に発売される予定となり、現在開発キットの無償提供や、使い方のアイディアコンテストが開催されている。『JINS MEME』は眼電位を検知することで、装着者の感情状態や疲労度、集中力の状態などを可視化できるウェアラブルデバイスだ。

しかし見た目は通常のメガネと区別が付かないため、装着してもそれがウェアラブルデバイスだとは気付かれないし、本人も気にならない。『JINS MEME』は我々に、どのような利便性をもたらしてくれるのだろうか。

SDKを公開して『JINS MEME』対応アプリを増やす

『JINS MEME』について改めて紹介しておく。


動画を別画面で再生する

『JINS MEME』はメガネ型ウェアラブルデバイスで、メガネに三点式眼電位センサーや6軸センサーが搭載されている。

眼電位センサー

これらのセンサーがまばたきの回数や目線の動き、あるいは首の角度などを検知し、装着者の疲労度合いや健康状態を測定することができる。

加速度センサー他

また、運転中などであれば、眠気が襲ってくる前に、装着者に知らせるといった機能も持っている。

検知したデータは、『Bluetooth Low Energy』を利用してスマートフォンに転送することで、様々な解析を行うことができる。

スマホでデータ解析

2015年の秋頃の発売に向けて、『JINS MEME』対応アプリの本格的な開発を広く促すために、開発者向けのSDKが無料でダウンロードできるように公開された。

同時に、API仕様などのドキュメントも公開され、開発者用のフォーラムも利用できるようにしている。SDKはiOS向け『Objective-C』とAndroid向け『Java』に対応しており、サンプルプロジェクトも同梱されている。


動画を別画面で再生する

アイディアコンテストにより『JINS MEME』の魅力を引き出す

『JINS MEME』のSDK公開だけでなく、対応アプリケーションのアイディアコンテスト『JINS MEME DEVELOPER IDEA PITCH CONTEST』の第2弾も開催されている。

こちらは実際に開発する必要なく、アイディアだけで応募可能だ。当選すれば開発用『JINS MEME β』が無償で提供される。応募受付は2015年6月1日までなので、アイディアがある人は是非応募していただきたい。

『JINS MEME DEVELOPER IDEA PITCH CONTEST』の第1弾は既に終了しており、2つのアイディアが授賞して、公式サイトで公開されている。

授賞した1つは、『Peripatos』と名付けられたアイディアで、眼電位センサーとGPSを利用して、自分がどんなところにいるときに集中力が高まっているのか、ということを記録するというものだった。

Peripatos

また、もう1つは、『Leave ME Alone』と名付けられたアイディアで、チームで作業をしているときにメンバーの集中力が計測され、疲労したメンバーには休息を促すというものだった。

Leave ME Alone

発売までに『JINS MEME』のニーズを高める

『JINS MEME』の発売に先行してSDKが公開され、アイディアコンテストが開催されることで、『JINS MEME』の機能を活かした様々な利用方法が提供されるだろう。

発売される頃には、『JINS MEME』が欲しくなるような魅力的な利用方法が揃っているに違いない。

    ランキングIT・インターネット

    前日のランキングへ

    ニュース設定