![](https://news-image.mixi.net/article/218/218_20150415_101389_003.jpg)
アイディアは忘れた頃にやってくる。
ついさっき、パソコンの前で考えていた時には出なかったのに、外出先のカフェで休憩していたら、良いアイディアが浮かんで慌てた、ということがないだろうか。あるいは一人では考えつかなかったことが、みんなで雑談していたらアイディアが出てきて盛り上がったとか。そんなとき、後で整理しておこう、などと思っていたら、アイディアは不思議なくらい速やかに消え去ってしまう。浮かんだら即書き出してみるのがアイディアを逃がさないコツだ。
だが、普通のメモ帳だと少々不便な所がある。並べ替えたり、皆で眺めたりするにはメモ帳はフレキシブルさがたりないのだ。そこで、『ButterflyBoard』はいかがだろうか。
持ち歩けるホワイトボード
この『ButterflyBoard』は、クラウドファンディングの『Makuake』で資金調達を開始したところ、僅か83時間後には目標額を達成してしまうという高い支持を得た。
その柔軟なアナログ性が評価されたのかもしれない。
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『ButterflyBoard』を簡単に説明してしまうと、A4サイズにばらしたホワイトボードで、必要に応じてノートのように綴じて畳めるし、順番も入れ替えることができ、広げて大きなホワイトボードとしても使えるという製品だ。
従って、一人で使うときはノートのように使えるし、ボードは自由に取り外しができるので、ノートと違って順序を入れ替えることも簡単だ。
![ノートのようにも使える](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/04/2b586433950887cc89baf6c7654d93e9.jpg)
また、複数のメンバーで利用するときは、テーブルの広さに合わせた大きさに広げて使うことができるし、ホワイトボードに貼り付けて、位置を並べ替えたりしながら使うこともできる。
![ホワイトボードにも並べられる](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/04/8b5d0885630f53c853fbd5354424d13f.jpg)
つまり、『ButterflyBoard』は狭いところでも広いところでも、一人でも複数人でも使える柔軟性の高いホワイトボードといえる。
しかも収納する際、広げていた『ButterflyBoard』を閉じても、リングなどは使われていないので邪魔な出っ張りもなく、A4大学ノートよりも薄い板状になる。また、重さもA4大学ノートより軽いので、鞄に入れておいても負担にならない。
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そして『ButterflyBoard』がエコなのは、書いて消してを繰り返すことができるということだ。だからアイディア出しの時も、書いては消して、消しては書いて、といった事を繰り返すことができる。
そして、“これだ!”というアイディアを書き出したら、すかさずスマートフォンのスキャンアプリを使って撮影し、クラウドにアップしてしまえば、再び消して使うことができる。
![スキャンアプリでクラウドへ](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/04/e497921a62b0f97972e71444db8bed6f.jpg)
スナップ・バインディング方式が柔軟性の鍵だ
『ButterflyBoard』を閉じたり入れ替えたり広げて繋げたりと、柔軟に使えるのは、ボード内にビルトインされた極薄で強力なネオジウムマグネットのおかげだ。
![ButterflyBoard](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/04/ButterflyBoard.jpg)
このスナップ・バインディング方式により、『ButterflyBoard』は簡単に分離と結合を行う事ができる。
なお、『ButterflyBoard』の仕様は以下の通りだ。
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サイズはA4変形(218mm×297mm)。枚数が4枚で両面で8ページ相当となっている。厚みは1mm×4枚で重量は216g(54g×4枚)だ。ペンホルダー付モバイルケース、PILOTボードマスターS(極細/黒)も付属品としてついてくる。
他のサイズも欲しい
『ButterflyBoard』の国内販売は2015年11月からを見込んでいる。そして翌年の1月には世界展開を予定している。まずはプロトタイプを作成し、ユーザーからのフィードバックを反映させた改良を行ってから、本格的な量産に入るという。
個人的には、A4サイズ以外のミニサイズも欲しいところだ。例えばA5サイズで枚数が倍の8枚というのが有ってもよいかもしれない。あるいは、ポケットに入るカード型で枚数が多ければ、アイディアカードとしてKJ法的な使い方もできそうだ。A4サイズで成功すれば、バリエーションも検討されることを期待したい。