歯周病の可能性も。30代男性は歯ぐきの健康状態にご注意を!

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2015年04月17日 19:00  QLife(キューライフ)

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30代男性は3人に2人が「歯周病の可能性あり」

東京皮膚科・形成外科の櫻井千春先生

 成人男女の2人に1人が「歯周病の可能性あり」。こうしたことが佐藤製薬株式会社が行った歯周病に関する実態調査でわかりました。これは、20〜50代男女400名を対象に2015年2月24〜27日にかけて行ったインターネット調査によるものです。

 歯周病の重症度判断ができるチェックシートをもとに、歯ぐきの健康状態を聞いたところ、約53%が「健康的な歯ぐき」と判定。一方、約28%が「初期歯周病の可能性あり」、約19%が「中程度以上の歯周病の可能性あり」と判定されました。

 特に30代男性は、歯周病の可能性のある割合が初期・中程度あわせて66.0%と、他の年代に比べ歯ぐきの健康状態が悪いことがわかりました。その理由について、3月に東京で行われた、佐藤製薬の記者発表会に出席した東京皮膚科・形成外科の歯科医 櫻井千春先生は、「働き盛りの30代男性は忙しいため、歯磨きの時間が足りていないと思われます。また、喫煙は歯周病の最大のリスクです。仕事のストレスで喫煙や飲酒が増え、そのまま寝てしまったり、口腔ケアがおろそかになっているとも考えられます」とコメント。30代を境に歯周病の割合が高くなるものの、初期の段階ではほとんど自覚症状がなく、気づかないうちに進行してしまうケースが多い実態を指摘しました。

プロゴルファー藤田寛之選手が佐藤製薬のCMに


プロゴルファーの藤田寛之選手(左)とサトちゃん

 記者発表会では、同社CMキャラクターに起用されたプロゴルファーの藤田寛之選手が登場。さっそく壇上で歯周病チェックが行われました。

 ゴルフのインパクトで奥歯をかみしめたり、緊張の中でプレーするので、歯の健康には気をつけてきたという藤田選手ですが、「歯周病の可能性はゼロではありません」とのチェック結果に驚いた様子。櫻井先生は「歯を磨くと歯ぐきからたまに出血するというのは、歯周病の最初のサイン。一度歯科でチェックしてみたほうがいいですね。症状がなかったとしても、半年に1回は歯科での検診をおすすめします」とアドバイスしました。

 開幕を控え、藤田選手は日々のトレーニング同様、歯と歯ぐきも丁寧なケアと定期的な検査が重要であることを再確認していました。(QLife編集部)

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