モバイルプレゼンテーションキットは社内のペーパーレス化を加速させるか

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2015年04月19日 11:30  FUTURUS

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FUTURUS

FUTURUS(フトゥールス)

営業先の環境が分からなかったり、社内の会議室が空いてなくてプレゼンテーションをやりにくい環境にいる方もいらっしゃるのではないだろうか。

タブレットをみんなでのぞき込むのも悪くないが、そのような体勢だとメモも取りづらく、大の大人が小さな画面に顔を付き合わせるように会議をするのはみっともなく感じる場合もあるだろう。

であれば、タブレット自体をもっと拡張して使えばよいのだ。

折りたたみも可能なスマートプレゼンテーションキット

『DNPスマートプレゼンテーションパッケージ』は印刷大手の大日本印刷が開発した、携帯可能なモバイルプレゼンテーションキットである。

キットの中にはタブレット端末、折りたたみ可能な小型スクリーン、そして小型のプロジェクターが含まれている。タブレットはDNPオリジナルの10.1インチのAndroidタブレットだそうだが、iOSや他のWindowsタブレットなどにも対応する。

この商品で特筆すべきは折りたたみ可能な小型スクリーンと小型のプロジェクターである。

既にプロジェクター+スクリーンを導入しているとわかると思うが、ピントの調整を行わなくてはならなかったり、照明を落とすことで聴衆の眠気を加速させるデメリットがあったが、DNPはスクリーンとプロジェクターの問題を解決したようだ。

まずはじめに『JETBLACK』と呼ばれるこのスクリーンは、素材などは明らかになっていないものの、白いスクリーンなどと比べると5倍のコントラストを実現。蛍光灯が明るい1,000ルーメン程度の会議室などでも、コントラストもはっきりと映すことができる。

DNP03

またプロジェクターに関しては、横160mm×縦102mm×厚み32mmのまさに手のひらサイズ。小さくなると光量などが心配されるものの、500ルーメン程度の輝度で、タブレットからWiFi経由あるいはHDMI端子で出力することができる。

キットの価格は15万5千円。ただしタブレットの有無などで値段は変動するようだ。基本的には法人向けなのでもしこの記事を読んでいる方が総務担当なら予算の見積もりを取ってみるのもよいだろう。

DNP02

高機能なスクリーンとプロジェクター技術は、デジタルサイネージなどを得意とする大日本印刷のお家芸ともいえる製品だろう。社内のペーパーレス化などを目指したい企業にとって思った以上に“かゆいところに手が届く”製品であるように思える。

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