ギターをいつでもどこでも自由に弾きたいという人や、ギターを覚えたいという人は多くいるが、マンションや住宅街ではアコースティックギターどころか、アンプを通さないエレキギターを弾いても周囲の迷惑となってしまう場合がある。
しかし、そんなことを気にしなくても自由に弾けるという“スマートなギター”が海外で話題となっているようだ。
練習だけではなく音楽制作にも
そのアイテムは『jamstik』というもので、弾いた振動がデバイスに信号となって送られ、音色となってイヤホンに流れるという全く新しい仕組みのギターだ。
主な機能を説明しよう。
まず本体は黒、青、白と3色のカラーが用意されており、弦のチューニングは不要。奏法ではチョーキングやビブラートに対応しており、8時間まで使用できる充電式のバッテリーで駆動している。
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また、専用アプリを使えばゲーム感覚でギターの練習が可能で、iOSデバイスやMacとWi-Fiで接続できるので、Macの定番ソフト『GarageBand』をはじめとした多くの作曲ソフト上でMIDIコントロールができるという。
スマートギターは次世代の定番練習ツールとなり得るか
このギターはリズム感やコードを覚えるのには適しているが、実際のギターとサイズが掛け離れすぎているので本物のギターを弾いた際に感覚のズレが生じてしまう可能性が高い。
アコースティックギター独特の指板の押さえずらさや、エレキギターのボディの重さなど、実物でしか覚えられない感覚があるので、あまり実践的とは言いにくいだろう。
しかし、定期的に本物のギターを弾ける機会があって、そこからさらに弾く時間を増やしたいという人にはピッタリのアイテムなので、“木材のギターに取って代わる次世代のギター”とまではいかないが、練習ツールとして普及する可能性は充分にあると考えられる。
この『jamstik』は『Kickstarter』で出資を募っており、既に希望額の10倍以上の出資を得ているようだ。この人気のお陰か、海外では既に製品化されて販売も行われているようなので、気になる方は是非チェックしていただきたい。
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【参考・画像】
※ jamstik
※ jamstik – Kickstarter