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男の子だったら、“スパイの七つ道具”のような感じで、コンパクトななかに様々な機能が収まったツールに魅力を感じたひとも多いのではないだろうか。これも近い感覚のデバイスかもしれない。スマートフォンのケースに、さまざまな機能を持つツールが収められている。
しかし、ひとつひとつのツールは、“道具”というより、スマートフォンを拡張するための周辺機器だ。そして、各ユニットはモジュール化されていて、ユーザーの好みやそのときのニーズで組み替えてセットすることができるのだ。
スロットに拡張モジュールを装着する
クラウドファンディングの『Kickstarter』で資金募集中の『nexpaq』というアイテムだ。iPhone6、Samsung Galaxy S6 Edge、Samsung Galaxy S5に使うことができる。
まずこの『nexpaq』本体にバッテリーが内蔵されている。その容量は1,000mAhなので、通常のスマートフォンの3〜6割分になる。さらに背面には6つのスロットがあって、そこにモジュールをセットできる。基本的にモジュール1個で1つのスロットを使うが、なかには、モジュール1個でスロット2つ分、3つ分を使うものもある。
![nexpaq02](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/05/nexpaq02.jpg)
そして背面に装着できるモジュールとしては以下12のものが用意されている。
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まず、バックアップストレージ・SDカードリーダー・外付けUSBメモリーといったメモリーツールだ。そして、LEDフラッシュライト・・レーザーポインターなどの照明ツール。
スマートフォンの操作に使えるショートカットキーであるホットキー×2もある。さらには、温度&湿度計・大気汚染計測器・アルコール検知器といったものついていて、空きスロット用ダミーも用意されている。
スロットを複数使用することでアンプ内蔵スピーカー(スロット2個分)や追加バッテリー(スロット3個分)も装着できる。
![nexpaq03](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/05/nexpaq03-405x1024.jpg)
この中から、6個分のスロットに使えるものをチョイスしてセットすることができるわけだ。将来的にモジュールの種類が追加されることもあるだろう。
基本モジュール以外は選択して購入できる
各モジュールは、専用のアプリを通じてコントロールすることになる。ケースをスマートフォンに装着していない状態でも、Bluetoothによる通信でケースのモジュールをリモートコントロールできる。
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iPhone用もAndroid用もモジュールは共通なので、使い回したり、家族で共有することもできる。また、将来的にスマートフォンを買い替えても、『nexpaq』のケースが対応していればモジュールは基本的に引き続き使える。
![nexpaq04](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/05/nexpaq04-690x397.jpg)
いまのところ基本となるキットは、ケース本体のほかに、バッテリー(スロット3個分使用)、スピーカー、ホットキー、SDカードリーダーの4つのモジュールがついて、109ドルになるようだ。
そのほかのモジュールは単品で追加購入となり、それぞれ価格が異なる。レーザーポインターやLEDフラッシュライトなら14ドル、最も高いバックアップストレージや外付けUSBメモリー(32GB)は、29ドルになるようだ。
アイディアもさることながらデザインも魅力的だ。出資は早々に目標額に達し、先行予約のみの特別価格の基本キットも売り切れている。デベロッパーキットも用意されているので、人気が出ればサードパーティから別のものが発売される可能性もあるだろう。
新しいジャンルのスマートフォンケースとして確立されるかもしれないデバイスだ。
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