NARUTO-ナルト-展に行ってきました (C)岸本斉史 スコット/集英社
国内外に多くのファンを持つ超人気マンガ「NARUTO」。
2014年11月に15年にも渡る長期連載を終えたばかりですが、それを記念して現在六本木では、その壮大な世界観を体感できる企画展が開催されています。
「連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展」
会期:2015年4月25日(土)〜2015年6月28日(日)
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52F)
公式サイト:http://naruto-ten.com/
展示で注目・オススメポイント
会場に展示されている原画は何と150点以上。順路に沿って進むことで、第一話から最終話までの流れを追うことができ、未読の方でもストーリーの全容がおおよそ掴めるような構成となっています。
忍(しのび)の長・火影(ほかげ)になりたいと夢を語っていた第一話のナルトが、その夢を叶え、子を持つ大人になるまでの成長も展示を見ながら実感することができます。
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連載開始当初はこんなにやんちゃだったナルトが…… (C)岸本斉史 スコット/集英社
こんなに大きくなっちゃって… (C)岸本斉史 スコット/集英社
凜々しい (C)岸本斉史 スコット/集英社
15年間の連載を追い続けてきたファンなら、親のような気持ちにもなってしまうかも。
歴代火影の真ん中に立つナルトの風格。 (C)岸本斉史 スコット/集英社
等身大フィギュアに注目
会場内には作中の名場面を再現した等身大フィギュアも展示。その精巧さには目を見張るばかり。
慰霊碑の前に佇むカカシ先生。 (C)岸本斉史 スコット/集英社
627話「サスケの答え」の1シーンを再現 (C)岸本斉史 スコット/集英社
今回NARUTO展のために新しく作られたフィギュア。そのひとつひとつの配置、照明などにもこだわりが。
キャラクターと共にNARUTOの舞台に迷い込んだ様な感覚を味わえます。
貴重な原画に注目
15年間描かれ続けた膨大な原画の数々。その中から、一部をピックアップしてご紹介します。
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「ナンバー1:うずまきナルト!!」 (C)岸本斉史 スコット/集英社
落ちこぼれだったナルトがイルカ先生と出会い、初めて一人前の忍(しのび)として認められた回。筆者はアニメから入ったファンなのですが、今は何度読み返しても泣けてしまいます。
「忍の闇」 (C)岸本斉史 スコット/集英社
真っ暗な空間に、白文字のセリフと原画とが浮かび上がる表現。
「タイポグラフィが揺れることで不安定な雰囲気を強調」しているとのこと。この空間に入ると、ストンと闇に取り残されたような不思議な感覚になりました。
隠密行動を原則とする忍(しのび)なのに、派手なビジュアルのキャラクターが多い「NARUTO」。
主人公であるナルトも基本的には明るい性格ですが、妖狐を体に閉じ込める人柱力という運命ゆえ、心にほの暗い部分を秘めています。
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「託された想い」 (C)岸本斉史 スコット/集英社
歴代の扉絵やコミックスカバー表紙などのカラーイラストが展示された空間。お気に入りのイラストもきっと見つかります!
「封印されし願い」 (C)岸本斉史 スコット/集英社
ナルトの両親、ミナト・クシナの愛情に涙された方も多いのではないでしょうか。
壁のそこかしこに散りばめられた、我が子を思う言葉の数々。原画だけでなく、展示の表現にも心の芯が震えます。
「ナルトとサスケ」 (C)岸本斉史 スコット/集英社
白を基調とした空間の、シンプルかつオシャレな展示。 ナルトにはオレンジのフレーム、サスケには青のフレームが使用され、ライバル関係であるふたりの歩みが対比の形で並べられています。
すれ違ったふたりの運命が視覚的に表現され、その運命に寂しさも感じてしまうかも。しかし、最終的にそのふたつの色は……。
素敵だ……
また「つながる心」と題されたコーナーでは、期間ごとに展示を入れ替え。現在は「白」「ロック・リー」の名エピソードが展示されています。(5月22日(金)まで)
ふたりが好きな方は今がチャンスですよ!
他にも見所
スクリーン幅約10メートルの「木ノ葉 あうん座」で上映されるスペシャル映像。アニメとはひと味違う、原画がそのまま動き出したかのような映像がとにかくかっこいい! NARUTO展のために作成された吉田兄弟による津軽三味線のBGMも、シーン一つ一つを際立たせます。 他にもナルトとサスケの激突を巨大なジオラマで表現した「終末の谷」など、見所たくさん。
展示以外も要チェック!
来場者特典でついにカカシ先生の素顔が明らかに……!?
来場者全員にプレゼントされるコミック型小冊子「風の書」。 その中に収録されている描き下ろしマンガでは、今まで中々拝めなかったカカシ先生の素顔が明かされる……!?
また、前売り券を購入された方は「雷の書」をゲットするのもお忘れなく。
スマホアプリをダウンロードしてもっと楽しく
・NARUTO展公式アプリ「六本木忍の里」
六本木ヒルズ内各所に設置されたQRコードを読み取り巻物を集め、ナルト達が挑んだ忍(しのび)の昇格試験「中忍試験」に挑戦できます。 最終試験をクリアできたら忍(しのび)の長「火影(ほかげ)」になれるチャンスも。詳しくはこちらから→http://naruto-ten.com/special/shinobinosato/
・NARUTO公式アプリ
NARUTO展で手に入る来場者特典「風の書」「雷の書(※前売り券購入者のみの特典)」に挟まっているポストカードを、アプリ内「写輪眼カメラ」で撮影すると岸本先生書き下ろしイラストをゲットできます。
六本木の各所にNARUTOの忍(しのび)たちが出現
NARUTO展の開催に合わせて、六本木周辺が「忍の里」に大変身。各所にパネルが設置され、お気に入りのキャラとの写真撮影を楽しむことができます。
個人的に自動ドアの開閉で再現された「うちは兄弟のデコトン」は必見です。
「許せサスケ…」 (C)岸本斉史 スコット/集英社
フォトスポット一覧
http://naruto-ten.com/special/shinobinosato/#photo
限定グッズ
場内では120点以上のオリジナルグッズなどを販売。ここでしか買えないレアアイテムも。
NARUTO展メインビジュアルを使用したTシャツ (C)岸本斉史 スコット/集英社
複製原画ラインナップはNARUTO展で初登場のものばかりです。 (C)岸本斉史 スコット/集英社
お土産にぴったりな箱菓子です。 (C)岸本斉史 スコット/集英社
普段使いもできる!かわいいナルト&サスケモチーフのマスコット。 (C)岸本斉史 スコット/集英社
公式サイトでは随時在庫状況を更新していますので、欲しい商品を事前に確認して来場すると良いでしょう。
会場内グッズの一部です。 (C)岸本斉史 スコット/集英社
現在、週刊少年ジャンプで続編が短期集中連載中のNARUTO。本編の連載が終了して尚、その人気は加熱し続けています。六本木での展示は6月28日(日)までですが、その後は大阪でも開催(大阪文化館・天保山にて7月18日から)。 まだNARUTOを読んだことがない方も、途中で投げ出してしまった方も、そしてもちろん熱狂的なファンの方も、是非足を運んでみてください。
(よりミク編集部/目玉焼き職人)