地域や家庭内のエネルギーを制御、最適化する住宅として、多くの企業が取り扱っている“スマートハウス”。しかし、企業ごとのサービスの違いの大きさや料金体系の不透明さから、敷居の高さを感じる人が多くなっているのも事実だ。
そんな中、家を簡単にスマートハウスにしてしまうような、ちょっと変わったデバイスが海外で話題となっている。
その機能はまさに”簡易型スマートハウス”
そのデバイスはデジタル時計型の『Creek』というアイテムで、海外のクラウドファンディング『Kickstarter』にて出資を募っている。
この『Creek』にはLEDライトやセンサーをはじめとした多くの子機がセットになっている。
機能は、通常のスマートハウスに装備されるようなホームオートメーション機能だけではなく、電気の制御、鍵などのセキュリティ制御、煙の探知や警報機能、アラーム機能などが備えられており、防犯ブザーのような子機を持ち歩けば家族の居場所までも確認できる。
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また『Creek』本体だけではなく、アプリを使用すれば、外出先でベビールームの様子を見ることができたり、家の様子や家族の居場所を確認することができるという。
本体は一見するとタブレットのようだが、タブレットほどの薄さはなく3〜4cmの厚みがあるので液晶テレビに近いだろう。
本体横にはアラームのスイッチやスヌーズボタン、USBポートなどが付いており、そのポートを使ってスマホを充電すれば2倍近い速度でのチャージが可能となるようだ。
ソーラー電力やガス専用の子機こそ開発されていないが、その機能の便利さ考えれば“スマートハウスの簡易型”とも呼べるだろう。
簡易型スマートハウスの可能性
今は、“スマートハウス=なにやら難しい”というイメージが付いているかもしれないが、このような簡易型スマートハウスは効果が明確で、誰でもどんな家でも気軽に使用することができるので、認知度さえ高まれば多くの家庭で普及していくかもしれない。
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この『Creek』は現在『Kickstarter』にて目標額の3倍以上のサポートを得ており、良いスタートを切ったと言えるだろう。
子機がさらに多く開発されれば実際のスマートホーム顔負けのデバイスとなり得るので、プロジェクトの拡大に期待したいところだ。