普段から感じる「だるさ」や「疲れやすさ」・・・その陰に難病の可能性

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2015年05月08日 12:10  QLife(キューライフ)

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難病は「他人事」が7〜8割

 春から初夏に変わるこの時期、季節の変わり目に「疲れ」や「だるさ」を感じる人も多いでしょう。そんなとき、「とにかく寝る」「できるだけ休みをとる」など対処の仕方は人それぞれ。ただし、その疲れやだるさが「難病」の兆候かもしれない、となったら気になりませんか。

 バイエル薬品株式会社が全国の20〜60代の男女1,000人を対象に実施した調査では、日頃から「疲れやすさ」や「だるさ」を感じていても、「病院に行く」人は5%以下でした。

 また、およそ70〜80%の人が、難病に「自分も家族もかかる可能性は低いと思う」と回答。その理由には、難病についての正しい理解が不十分なこともあるようです。そのため、日常起きる症状の中に、疾患や難病の可能性を疑う人が少ないのです。

正しく理解し、正しい対処を

 それでは、難病について、多くの人はどう理解しているのでしょう。今回の調査では約80%の人が、「明確な治療法がない」「治らない」というイメージを持っていることが明らかに。また、難病についての認知度も低く、例えば「慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)」という難病の認知度はわずか12.6%でした。

 慶応義塾大学医学部 循環器内科 特任助教の川上崇史氏によると、早期発見と早期治療で患者のQuality of Life(生活の質)が向上する難病もあり、「CTEPHは治療法がある疾患の1つ」とのこと。これらの情報を調査対象者に提示し、改めて疲れやだるさへの対処法を聞いたところ、「病院に行く」という回答が半数以上に達しました。

 この結果から、病気に関する正しい情報を知ることが、適切な対処につながると考えられます。日常生活の中ではよくある症状でも、難病の前兆が潜んでいる可能性もあります。症状が長く続く時には、一度専門医を受診することをお勧めします。(林 渉和子)

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このニュースに関するつぶやき

  • 仮に本当に難病にかかっていたとしても、ちゃんと診断できる医者なんかほとんどいない。様子をみましょうと言って返されるだけで無駄だと思うから病院いかなくなるんだよ。
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