【アニメキャラの魅力】野球チームを作ろう。チーム名は・・・！？創始者「棗恭介」の魅力『リトルバスターズ！』

『リトルバスターズ！』の物語において重要な鍵を握り、「もう一人の主人公」と語られることも多いのがヒロイン「棗鈴（なつめりん）」の兄である「棗恭介（なつめきょうすけ）」です。作品タイトルにもなっている野球チーム『リトルバスターズ』の創始者でありリーダー、理樹たちの良き理解者でもある恭介。その魅力をご紹介します。

【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】

■少年の心を忘れない

　端麗な容姿で女子のファンも多い恭介。しかしその冷静な仮面の下では、基本的にバカな事ばかりを考えています。また、少年漫画と遊びが大好きであり、就職活動中であるにもかかわらず、帰ってきてすぐに野球チームを作るほど活動的な面も。彼の考案する遊びには隙がなく、理樹からは「遊びの天才」といわれており、原作に登場するミニゲームはほとんどが恭介が考案したものという設定になっています。

■年長者らしい一面も

　妹である鈴からは散々な扱いを受けることが多い恭介ですが、他の「リトルバスターズ」メンバーからは、かなり慕われている描写が散見されます。真人（まさと）と謙吾（けんご）の喧嘩を止められる数少ない人物で、恭介が留守の時は２人が喧嘩を我慢することもあるほど。頭の回転もよく、人脈の広さや運動神経の良さなど、いたるところでその万能ぶりが発揮されています。

■誰よりも鈴と理樹を思う

　「Refrain」終盤世界の秘密が明らかになり、恭介と理樹たちにも別れが訪れます。強くなった理樹にリトルバスターズを託し、「自分の代わりに鈴に話をしてやってくれ」と言葉をかける恭介。しかし理樹は「自分は恭介が好きだからずっと一緒にいたい」と抵抗します。その言葉を聞き、号泣しながら「そばにいたかった」「自分のほうがずっとずっとお前たちが好きだった」と心情を吐露・・・。理不尽な現実を受け入れるような言動を繰り返していながら、本当は一番理樹と鈴を思っていたのです。この回「世界の終わり」はエンディングも特別仕様になっており、涙なしには見られません。

　「ロリコン」と呼ばれ、珍妙なマスクを被って登場することもあるなど、その奇行から「残念なイケメン」の典型例として扱われる事も多い「棗恭介」。しかし鈴の兄として、理樹の友として心強いアドバイスを送るシーンも多々あります。人と人とのつながりを描くKey作品の中で、特に「友情」をクローズアップしたのがこの『リトルバスターズ！』。「泣ける」アニメを見たいとき、忘れかけていた青春に逆戻りしたいときは、ぜひ『リトルバスターズ！』をどうぞ。

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★記者：凛廻（キャラペディア公式ライター）

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