普段から薬膳を食べる人は3%
「健康に良い」と思っていても、なかなか食べるチャンスが少ない薬膳料理。普段から、薬膳料理を食べる機会がある人は、わずか「3%程度」だそうです。漢方デスク株式会社が全国の20〜60代の男女1,214人を対象に実施した調査で明らかになりました。
その理由について、「身近に専門のレストランがない」と回答した人が752人でトップ。「自分にとってどの食材やレシピが良いか分からない」が588人、「食材が手に入らない」が331人と続きました。やはり身近に触れる機会が少ないのが現状のようです。
薬膳のイメージについては、「健康に良い」と回答した人が992人、「中国由来のもの」が436人と多数を占めました。一方で、「不味い、苦い」が356人、「手軽に取り入れにくい」が338人と、ネガティブなイメージを持っている人も意外に多いことが分かりました。
食べている人は自分で作る?
それでは、普段から薬膳料理を取り入れている「3%」の人たちは、どんな機会に食べているのでしょうか。専門店で食べているのかと思いきや、「薬膳の食材を購入して食べるようにしている」、「普段の食卓に薬膳レシピを取り入れている」人が多いことがわかりました。
そう、薬膳料理を食べている人たちは、日常の食卓に薬膳を取り入れている人が多かったのです。そこでこの調査では、多くの人が薬膳料理をもっと身近に感じてもらえるように「薬膳であったらいいなと思う機能や商品」についても聞いています。
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その回答は、「おすすめ薬膳レシピの詰め合わせパック」が449人、「調理法や食材の組み合わせについて学べるサービス」が398人に。こうした商品やサービスがあれば、薬膳料理もぐっと身近な存在になるかもしれませんね。(下玉利 尚明)
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