赤塚不二夫『レッツラゴン』が舞台化、ゴン役は渡辺大知&音楽はスチャ

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2015年05月15日 13:10  CINRA.NET

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『男子!レッツラゴン』メインビジュアル
赤塚不二夫の漫画『レッツラゴン』が原作の舞台『男子!レッツラゴン』が、7月30日から東京・下北沢の本多劇場で上演される。

同作は、2010年に『天才バカボン』を舞台化した細川徹が作・演出を手掛ける「男子はだまってなさいよ!」の新作公演。赤塚が自ら「自己最高傑作」と語っているという『レッツラゴン』は、母、兄と死別して、父と二人暮らしのゴンが、同居するクマのベラマッチャ、猫のイラ公、豆腐屋のゲンちゃんらと共に前向きに生きる姿を描いたギャグ漫画だ。舞台版では、原作の実験的でシュールなギャグに、現代的なギャグを盛り込んだポップでナンセンスなコントショーを目指すという。

主人公・ゴンを演じるのは渡辺大知(黒猫チェルシー)。さらに、劇団「猫のホテル」創設メンバーの中村まことがゴンの父役を演じるほか、荒川良々がベラマッチャはじめとする様々な役で出演。さらに、ANI(スチャダラパー)、バッファロー吾郎A(バッファロー吾郎)、ラバーガール、シソンヌらがキャストに名を連ねているほか、音楽はスチャダラパーが担当する。チケットの一般発売は5月23日からスタート。

■細川徹のコメント
以前、舞台にさせていただいた『天才バカポン』をはじめ、『おそ松くん』『もーれつア太郎』などたくさんのギャグ漫画の名作を生み出した赤塚先生自身が「自己最高傑作」という『レッツラゴン』。そもそも、タイトルだけしか決まってなくて、連載時も原稿用紙にいきなり、先がまったくわからないまま書いていたといいます。なので、いつもはざっくりいくつかやりたいことを考えておく俺も、それにならって、今回ははじめて何も決めないまま、とりあえず、表紙に『レッツラゴン』とだけ書いてから、書いていこうと思っていました。そんな感じで書き始めてみてびっくりしました。無理ですね。やっぱり赤塚先生のバカは赤塚先生のやり方で出てくるバカで、俺のバカは俺のやり方で出てくるバカなんですね。そういうわけで、赤塚先生のバカと俺のバカでがっぷり四つに組んで、くっだらねえものを作りたいと思います。何しろ赤塚先生の自己最高傑作をやるわけだから、俺にとっても自己最高傑作を目指します。あー、とんでもないところにたどりつきたいなあ。

■赤塚りえ子のコメント
もしかしたら赤塚不二夫は天才バカかもしれないと思ったのは、私が『レッツラゴン』をちゃんと読破した時でした。「パパ、『レッツラゴン』ヤバイね!メチャクチャ面白い。大好き!」と父にゴンのヤバさを伝えると、「だろ!?オレもあれ大好きなんだよ。でも、好きなことやりたい放題やったから連載切られちゃった」と笑顔を見せ、なんだかとても嬉しそうでした。私はゴンを読んでいると果てしないくだらなさと潔いバカさに思わずトランスしてしまいます。全く意味がないゴンの世界を突っ走った後はいつも元気になって、「面白かった!」という清々しい気持ちしか残りません。ですので、細川徹さんの‘見た後に何も残さないバカにこだわっている’というスタンスに共感し感動しました。そんな細川さんに父も私も大好きなこの作品を舞台化していただけることは大変うれしく、二時間近く笑いでブッ飛べるかと思うと今から楽しみでしかたありません!あぁ、トーフ屋ゲンちゃんのような切ないほど真っ直ぐなバカになりたいですドージョ!!

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  • アニメや漫画の実写化は叩かれるのに、舞台化は許される雰囲気。
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