ラバースーツを作品化するサエボーグが新作発表 岡本太郎記念館に"火ぐるみ"展示

ラバースーツを使った作品を発表しているサエボーグが、南青山の岡本太郎記念館で特別展「HISSS」を開催する。サエボーグは第17回岡本太郎現代芸術賞 岡本敏子賞を受賞している注目の若手女性アーティスト。今回の作品は火をモチーフにしており、記念館内には巨大な蛇と蛇から生まれた"火ぐるみ"が現れる。会期は5月27日〜6月14日。

ラバースーツを作品化するサエボーグが特別展の画像を拡大

　「HISSS」は、2回に分けて岡本太郎記念館で行われる特別展示の第2弾。サエボーグの前作は家畜をテーマに「シブカル祭。2014」などに作品が展示された。これに続いて、今回発表される火をモチーフに蛇から生まれた"火ぐるみ"は新作となり、いのちのあり様を追い続けた岡本太郎の館に「生物を超えた生命体」を登場させる。古来はあったといわれる蛇の手足は誰が奪ったのか、という問いを作品に落とし込んだといい、同氏は「神に近づき畏怖する人間、それは現代のプロメテウスなのかもしれません」とコメントしている。
　同展は、開催中の企画展「岡本太郎の『生命体』」の一環で開催される。
■岡本敏子賞受賞作家・サエボーグ 特別展示「HISSS」　展示日程：2015年5月27日（水）〜6月14日（日）　会場：岡本太郎記念館　住所：東京都港区南青山6-1-19　TEL：03-3406-0801　※5月27日（水）、および展示期間中の土日はサエボーグによるパフォーマンスを予定。　公式サイト