『ノラガミ』とは、2014年にアニメ化され、現在第2期アニメ企画が進行中の、神さまと人間の物語です。身体を落としやすい体質になってしまったヒロイン・人間の「壱岐ひより」、自称・神さまにして住所不定無職の「夜ト」と、彼の武器である神器の「雪音」の3人が困難に立ち向かっていく物語。神さまと人間、そして神器がどのようにかかわっていくのか、展開がとても楽しい漫画のひとつであります。今回は、そんな物語のヒロイン「壱岐ひより」について紹介したいと思います。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■しっかり者だけど・・・?
彼女が「夜ト」と出会ったきっかけは、「夜ト」が猫を追いかけ道路に飛び出したとき、彼女が「夜ト」を助けようとバスにひかれてしまったこと。他の人より正義感が強いことが分かりますが、少し周りが見えないことが彼女の弱点でしょうか・・・?バスにひかれてしまったものの、彼女は無傷。しかし、「夜ト」曰く「身体を落としやすくなった」と。つまり、幽体離脱を簡単にしてしまう体質になってしまったのです。
人間のいる世界・此岸と夜トのような神や妖、死霊が住まう世界・彼岸。その間にいることになってしまった彼女は、狭間の者あるいは半妖と言われるものになりました。眠り込むように幽体離脱してしまう彼女は、治してくれるよう「夜ト」につきまとうようになります。そして、様々な物語に巻き込まれていくのです。しっかり者ですが、向こう見ず?猪突猛進?、発想がちょっぴり子供っぽい。そんな様々な魅力が彼女にはあります。
■格闘技好きの肉弾戦系ヒロイン!
「壱岐ひより」といえば、黒髪ストレートで某アイドルグループに匹敵する可憐な顔が特徴の美少女ヒロインです。頭も良い方で、とある理由でかなり身体能力もあります。お医者さまのお父さんとちょっぴり古風なお母さんを持つ、良家のお嬢様なのです。大きな家に住み、家にはお手伝いさんも・・・。顔よし、頭よし、運動神経よし、良家のお嬢様という最近では見られなくなった超完璧ヒロインですね。
しかし、彼女には意外な一面もあるのです。彼女は大の格闘技ファン。彼女にとっての神はただ一人、蟷野(とうの)と言う名前の格闘技の選手なのです。彼の得意技が「ジャングル・ソバット」という強力な蹴り。彼女の得意技でもあります。作中ではいろいろな格闘技の技で彼女が妖を撃退しているのです。「成すならテメェの拳で成せ!」という蟷野の言葉を信じる彼女は、かなりの肉弾戦系です。
可憐な容姿のお嬢様かと思えば、蹴りや格闘技で妖を撃退して戦うヒロイン。その二面性は彼女の大きな魅力でもあります。
毘沙門天編を終え、また新たな物語が始まった『ノラガミ』。「壱岐ひより」の運命はこれからどうなっていくのでしょうか?きっと彼女なら、どんな敵も「ジャングル・ソバット」で倒してくれるはずです。
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★記者:谷原マキ(キャラペディア公式ライター)
(C)あだちとか・講談社/ノラガミ製作委員会