人気アパレルブランドで職業体験!高校生インターンの実態とは?

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2015年05月18日 12:01  スタディサプリ進路

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スタディサプリ進路

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一定期間、企業で職業体験ができる「インターンシップ」。就活前の大学生がやっているイメージが強いけど、最近は、高校生を受け入れる企業が増えているとか。 そこで、実際に高校生を対象とした職業体験を行っている株式会社アダストリアホールディングスの広報担当、朴攸彬(パク ユビン)さんにお話を聞くことに。 こちらは、アパレルブランド「ローリーズファーム」などを手掛けている企業だ。 高校生のうちにインターンシップをするメリットって? 「就職が目の前に迫った大学生とは違い、高校生にはまだ、社会人になるまで時間があるので、いろいろな職種を余裕をもって経験できるというメリットがありますね。それに高校生は、進学か就職どちらにするか、また進学するのなら何を学べる大学に行くのかを自由に選べる時期です。実践的な職業体験を通じて具体的な仕事内容を知っておけば、人生の選択肢が広がったり、進路選びのきっかけになると思います」 確かに、いろんな職種の仕事内容を経験してから進路を決められるのっていいかも! ■「敬語の使い方」から「服の畳み方」まで新社会人と同じように学ぶ でも、インターンシップって具体的にはどんなことをするんだろう? 期間はどれくらい…? 「企業によってさまざまですが、だいたい1週間程度で体験を行うことが多いようです。弊社の場合は、夏休みの5日間を利用して7名の高校生に参加してもらいました。初日は、『敬語の使い方』『名刺の渡し方』といった社会人にとって必要な知識を、高校生の教育に特化したNPO法人の方々が指導してくれます。また、『研修の期間内で達成したい具体的な目標』を考えてもらい、働くことへの『動機づけ』を行います。目標は、『自分がコーディネートした服を買ってもらう』『笑顔で接客する』などいろいろありましたね」 インターンシップは、具体的な仕事内容だけでなく、社会人としての“意識”も学べるんだ! 「2日目からは、実際に洋服を販売している店舗に立ちます。接客はもちろんですが、それ以外にも倉庫から商品を運んだり、洋服をキレイに畳んだり、お買い上げいただいた商品を包装したり…と休む暇がないほど忙しいんですよ。お客さまとしてお店に来ていた時とはイメージが全然違ったようで、『レジ対応をしながら会話をしたり、服を畳みながらお客さまの様子をうかがったり、一度にたくさんのことをしないといけなくて大変だった』という生徒さんが多かったですね」 慣れない接客や商品管理など、お客さまと接するお仕事にみんなだいぶ苦労したみたい。 ■インターンシップで得たこととは? そして最終日には、NPOによる体験の振り返りを行い、職業体験から学んだことを1人ずつ発表して研修は終了。 体験した高校生の感想はというと… 「アパレルのお店は、洋服がただ並べられているわけじゃなくて、見やすいように色分けされていたり、売るための工夫がされていることを今回初めて知って勉強になった」 「お客さまに話しかけたり、コーディネートを提案したり、慣れないことが多くて最初は戸惑ったけど、働くことの大変さや楽しさを知ることができた。今のうちにもっといろんなことにチャレンジして今後に生かしたい」 など、学校では経験できないことをいろいろ感じられたみたい。“働く自分”を具体的にイメージできるインターンシップ。進路を決めるきっかけとして、ぜひ一度参加してみては?

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