不安はあっても眼科に行かない
みなさんの知り合いにも、コンタクトレンズを使用している人がいると思います。その人たちは、コンタクトレンズを「正しく」使用していますか?コンタクトレンズを正しく使うには、購入時に眼科医の検査と処方を受けることが推奨されています。
そこでジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーは、使い捨てコンタクトレンズの利用者対象に調査を実施。その結果、インターネットでコンタクトレンズを購入している人で、購入時に眼科医の検査を受けている人は3.2%にとどまることが分かりました。
その一方、インターネットで購入している人の8割が「眼科を受診した方がいい」と考えていることも明らかに。ただし、7割以上が「目に異常がないから大丈夫」と回答していることから、不安を持ちつつも自覚症状がないため、眼科医の検査を受けていない実態が浮き彫りになりました。
自覚症状なくても定期検査を!
インターネットでの購入者が眼科医を受信する頻度は、「2〜3年に1回以下」が5割近いという結果に。店舗でコンタクトレンズを購入している人では「4〜6か月に1回」が35.4%と最も多かったのと比べると、その頻度の低さが目立ちます。
定期的に眼科を受診しない理由として、7割が「目にトラブルがないので受診の必要性を感じない」と回答。そのほか、「面倒だから」「費用を節約したい」という声も多く、定期検査の重要性に関する啓発が必要といえるでしょう。
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今回の結果を踏まえ、コンタクトレンズ学会理事の宇津見義一先生は、レンズ購入時には眼科医の診察を受け、正しい使用法の指導を受けることが重要と指摘。また使用中も、異常などの自覚症状がなくても定期的に眼科で検診を受けるよう呼びかけています。(林 渉和子)
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