![](https://news-image.mixi.net/article/218/218_20150518_104703_003.jpg)
スマートフォンを手にするようになって、夕方頃になってくると毎日不安がよぎるのはバッテリーの残量。会社のコンセントから供給する人もいれば、外出用のモバイルバッテリーを使って充電する人もいるだろう。
今回紹介するのは、例によってモバイルバッテリーだ。しかし“高速で充電できる”あるいは“大容量だけど軽量”といった、ただのモバイルバッテリーではない。環境問題に向き合ったモバイルバッテリーなのだ。
バッテリーをリサイクルする新発想
『BETTER RE』はスマートフォンのバッテリーを充電させて使う新種のモバイルバッテリーだ。世界中で使えなくなったバッテリーはゴミとして廃棄される。リチウムの採掘は山を切り開いて行われるので、我々の環境にもよくはないだろう。
![BETTER RE03](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/05/BETTER-RE03-690x432.jpg)
ゴミ箱か机の引き出しに眠っているバッテリーを再利用しようとしているのがこの『BETTER RE』だ。
持ち運びに便利なサイズ感
使い方は簡単だ。入らなくなったスマートフォンのバッテリーをコネクタに差す。バッテリーのプラスとマイナスの極は2タイプあるのでバッテリーをよく観察しておこう。
|
|
![BETTER RE05](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/05/BETTER-RE05-690x461.jpg)
カバーを閉じて充電。USBポートが付いているのでそこからスマートフォンに挿せば電気の供給が可能になる。
![BETTER RE02](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/05/BETTER-RE02-690x374.jpg)
バッテリー自体の拡張も可能で、本体をくっつけることによっておおよそ倍の電気の供給が可能だ。拡張することで、タブレットやモバイルPCなどの充電もまかなうことができるようになる。
![BETTER RE06](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/05/BETTER-RE06-690x460.jpg)
充電量は本体のLEDランプを見れば一目瞭然。LEDが4目盛りあり、一つ付く毎に25%充電量が貯まっていることになる。
使えるバッテリの大きさは最大で58.5×97.8×6.5ミリメートルとなる。現在出回っている多くのスマートフォンのバッテリーが使える大きさだ。『BETTER RE』本体の大きさは128.5×97×13.7ミリメートルとポケットに入る大きさなので気兼ねなく持ち運ぶことができるだろう。
スタイリッシュなアルミニウムと木(メープルかウォルナット)は多くのデザインアワードでも話題となっており、たとえば権威あるデザインの賞の一つでもあるレッドドットアワードのデザインコンセプト賞なども受賞。スマートな外見は小物もかっこよくみせたいビジネスマンにはうってつけのアイテムだ。
|
|
本体のカラーバリエーションはホワイト、シルバー、ブラックとマットブラックの中からチョイスできるので、好みのものを選択すればよいだろう。
![BETTER RE04](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/05/BETTER-RE04-690x1021.jpg)
今後は貧困国などでも使えるような低価格のプラスチックタイプのものも構想であり、世界中の人々の電力を供給できるような体制にしていきたい、とのことだ。
『BETTER RE』は現在クラウドファンディングの『Kickstarter』で資金調達中。49ドル(+日本への送料15ドル)で一つの『BETTER RE』が、69ドル払うと充電量を拡張できるように、もう一つの『BETTER RE』がついてくる。
モバイルバッテリーのから世界のエネルギー問題について考察を巡らすのもよいかもしれない。