妻も夫も学びたい！　"愛妻家芸人"たちに学ぶ夫婦円満の秘訣

「結婚後、いつまでも円満でありたい」というのは多くの新婚夫婦の願い。家庭生活を赤裸々に語ってくれる芸人さんたちのなかには、常に奥さまが大好きと公言する円満な先輩夫婦もたくさんいます。末長く仲良し夫婦でいるための秘訣を、彼らから学んでみましょう。

■＜関根勤さん＞「親御さんの代わりに、僕が妻を大切にしなくては」という意識を持つ

まずは、学生時代に知り合った奥さまに「永遠に片思い」していると語る、超愛妻家の関根さん。一緒にお風呂に入りたがる、毎朝抱きつく、外に出れば腕を組みたがる、飼い犬のライルにまで嫉妬する……そんな甘えん坊の関根さんを、奥さまは基本、上手にあしらっている様子。本気で拒むわけではないものの、ちょっと“つれない”クールなスタンスで、結果的に「女性を愛したい、追いかけたい」という男性の本能を、うまく刺激し続けているのかもしれませんね。

とはいえ、関根さんは確固たる矜持（きょうじ）をもって家庭を大事にしている様子。子育て中は、麻里さんに愛おしさを感じるたびに、「奥さんもこんな風に育てられてきたのだな」「自分は親御さんの代わりに、もっともっと奥さんを大事にしなくては！」と心に誓っていたとか。さらに、「妻は他人だからこそ大事にしたほうがいい。すると心が満たされて、愛する子どものことも一層大事にしてくれる」といった持論も語っています。「大切に育てられた女性を、自分は親御さんから預かったのだ」、男性がそんな意識を持っていると、家庭に“愛情の好循環”が起きることが分かりますね。

■＜土田晃之さん＞妻は自分の性格をわかって、うまく操縦してくれる！

続いて、「結婚とは、自分が好きな人が年老いていくのを見られる権利を得たこと」だと語る、土田晃之さん。4人の子どもにも恵まれ、奥さまが妊娠中には仕事を休んで育休を取るほどの愛妻家です。彼をここまでの“家庭人”に成長させたのは、「奥さんの愛情と手腕ゆえ」と土田さんは語っています。曰く、「奥さんはあまのじゃくな自分の性格を熟知している」。例えば、家でゴロゴロしている土田さんを一切責めず、本人が出かける気になった時に、思いきり喜ぶ様子を見せる。土田さんはそれを見て、「もっと連れ出してあげようと思った」と語っています。

また、仕事を得るための接待営業について愚痴ったところ、奥さまは「そんなことしてまで仕事をもらわなくていい！」と反対してくれたため、土田さんは逆に「そのくらいやってもいいか」と柔軟な考えになれたり、身の丈以上の高級車の購入も、「売れている今しかできない事だから」と妻が快諾してくれたことで、「一層、仕事を頑張ろう！」と思えたり。夫の仕事内容や性格を理解し、本人が自主的に動くように持っていく操縦法（?）は、女性陣はぜひ参考にするといいかもしれません。

■＜笑福亭鶴瓶さん＞相手の幸せが自分の幸せ。男女には役割分担がある！

最後は、笑福亭鶴瓶さん。23歳で結婚されましたが、60歳を過ぎた今も奥さまにベタ惚れのようです。例えば、ふたりでテレビを観ていて、奥さまが隣でケラケラと笑っている。それを見て、鶴瓶さんは「この人、ほんまに可愛らしいなぁ」と思うのだとか。「僕の隣で、そない笑うてるというのが、うれしいやないですか」と語っています。60歳を過ぎても「かわいい」なんて思ってもらえるなんて、妻冥利につきますよね。

また、鶴瓶さんは夫婦がうまくいく秘訣について、「夫婦はお互い鏡みたいなもので、その人の幸せが自分の幸せ。で、男の方がそういう気持ちになっているのがいいですよね」と分析。その上で、「女の人はやっぱり、か弱いですから」「本当は女性の方が大人ですけど、それを男性が廻りまわって、違う気持ちで支えてあげることがすごく大事だと思う」「それぞれ、能力が違うんです」と持論を展開しています。
まとめると、（1）相手の幸せを、自分の幸せだと感じること。そして、（2）男女には「役割分担」があり、異性である相手を支えてあげようと思うことが夫婦円満のコツということですね。非常に参考になる意見ではないでしょうか。

それぞれの夫婦の形があってしかりですが、「相手を幸せにすることで、自分も幸せになれる」ことだけは忘れないでいたいものですね。そんな思いでお互いが接することができれば、彼らに負けない仲良し夫婦になることも夢ではないかも!?　夫婦円満を目指す方は、ぜひご参考くださいね。

（文／外山ゆひら）


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