マンガで魅力を再発見!素晴らしき古典の世界「枕草子」「源氏物語」……一度は授業で習ったはずの古典文学。なのに、まったく記憶に残ってない! という人も多いのでは?
かつては諦めたその古典、マンガで再チャレンジしてみませんか?
今回は、古典を原作に、大胆アレンジを加えたマンガをご紹介。読めば原作への興味が湧いてくるかもしれません。
【最新ランキング】別れて欲しい(欲しかった)アニメ・漫画のカップル TOP10!■『本日もいとをかし!! 枕草子』
小迎裕美子・赤間恵都子
KADOKAWA / メディアファクトリー
「枕草子といえば『春はあけぼの』でしょ」くらいに思っているアナタ、まだまだ甘いっ! 女同士のマウンティングバトルや恋人との駆け引き、平安女子の好きなモノなど、その内容は、実は現代の私たちが読んでも共感できるものが多いんです。イラストレーターのタッチも相まって、まるで女性誌の投稿コーナーを見ている気分に。ずーっと昔から、女子って変わらないのね……なんて達観しちゃうかも。
■『はやげん!はやよみ源氏物語』
花園あずき
新書館
古典文学の代表格と言えば「源氏物語」。禁断の恋に幼女誘拐に夜這いに、光源氏の数々の所業は有名ですが、長すぎてストーリーは分からなくなってしまいがち。この作品では、複雑な宮中の事情なども、現代風に分かりやすく説明されています。知らなくてもフムフムと納得、知っているエピソードならより深く、理解できちゃいますよ。
■『超訳百人一首 うた恋い。』
杉田圭
KADOKAWA / メディアファクトリー
高校の古文などで、なぜかやたらと出てくる「百人一首」。文法学習のためだと思っていたけれど、その内容はこんなにも愛にあふれていたとは! 想いを和歌に託すしかなかった時代の、キュンとする恋模様がマンガで描かれています。気になる彼に一首、贈ってみたくなっちゃうかも。
■『とりかえ・ばや』
さいとうちほ
小学館
原作は平安時代後期に誕生した、作者不詳の「とりかへばや物語」。男として生きる女君・沙羅双樹と、女として生きる男君・睡蓮の数奇な運命が描かれます。「男女逆転もの」「男の娘」「ちょいBL」と、女子の大好物が盛りだくさん!それにしても、平安時代にすでにこんな作品が生まれてしまうとは、日本ってすごい!
原作者が読んだらびっくりしてしまいそうな「超訳」ものが多いですが、これなら古典の世界がぐぐっと身近に感じられるのではないでしょうか。「古典は苦手だし……」と敬遠しないで、とりあえずマンガの世界から足を踏み入れてみましょう!
★記事:ぶくまる編集部