早く寝る子は自分のことが好き!
中学生や高校生の頃、夜更かしでワクワクした思い出のある人もいるでしょう。ただし、頻繁に夜更かしをするのは考えもの。睡眠などの生活習慣が、子どもの身体だけでなく心にも大きな影響を与えることが、文部科学省の調査で明らかになりました。
就寝時刻は、学年が上がるほど遅くなる傾向があり、高校生では47%が午前0時以降という結果に。しかも、小学生と中学生では、次の日に学校がある日の就寝時間が遅いほど、「なんでもないのにイライラする」割合が高くなる傾向にあることがわかりました。
また、小学生と中学生では就寝時刻が早いほど、「自分のことが好き」という割合が高くなることも判明。就寝時刻が午後9時から10時より前だと13.2%が「そう思う」と回答していますが、午前1時から2時より前に眠る子どもでは8.4%に減ってしまいます。
朝食を食べる習慣がある人は「ルールを守って行動する」割合が高い
中学生と高校生の朝食の習慣と「ルールを守って行動する」との関係でも、興味深い結果が。「毎日食べる」グループは、それ以外のグループより「当てはまる」という回答が多くなりました。規則正しい生活が、ルールを守ることにつながっているようです。
朝食の時の家族との会話も大切なようです。小学生、中学生、高校生のいずれも、朝食時に家族との会話が多いほど、「自分のことが好き」という質問に対し「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」という割合が高かったのです。
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睡眠や食事など、日常の習慣が子供の心に与える影響は大きいようです。インターネットやゲームに没頭するあまり、家族との会話や睡眠時間が減ることのないよう、大人がしっかり見守り、時には正しく指導することが求められているのではないでしょうか。(林 渉和子)
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