まさに「ぐうかわ」! 日本マンガ史にきらめく「女装男子」4選

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2015年05月22日 08:20  キャラペディア

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(C)2009 葵せきな・狗神煌/富士見書房/碧陽学園生徒会
みなさん、マンガ界に咲く可憐な花「女装男子」はお好きですか? 男でありながら、そこら辺の女子より遥かに美しく見える彼らは、マンガ文化が生んだ奇跡と言えるでしょう。その中でも特に、美しく、可憐で、魅力的な女装男子4名をご紹介します。


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■鯉淵蔵之介 from『海月姫』

東村アキコ
講談社

ノイタミナ枠でのアニメ化に続き、実写映画化も果たした人気作『海月姫』。このマンガの見どころのひとつは、主人公の一人である鯉淵蔵之介の女装の美麗さ!第1巻の表紙にいる、ふわっふわカーリーな左の美女が“彼”です。大物政治家の家に生まれた彼は、「政治家になりたくない」「ファッション業界で生きていきたい」この2つの願いから女装を始めます。
舞台女優だった母親譲りの美貌は、もう一人の主人公・月海に「おそろしいことに東京には男のお姫様がいます」と言わしめるほど。初登場シーンで、月海を不審者扱いする店員に啖呵を切る気の強さも、凛とした美しさを引き立てます!
あくまで「ファッション」や「親の敷いたレールから外れるための手段」として女装を楽しんでいるので、彼の内面は20才の男の子(多少、小悪魔ですが)。スタイリッシュで美しすぎる外見と、内面の男っぽさのギャップで萌えがたぎります!
また、2014年末に公開された実写映画でも、蔵之介を演じる菅田将暉の「美しすぎる女装」が話題に。3次元の女装男子からも目が離せません!


■池田由紀 from『ゆびさきミルクティー』

宮野ともちか
白泉社

主人公・由紀(よしのり)は、バイト先の写真館でウェディング写真のモデルを務めたのをきっかけに、女装してセルフポートレートを撮影することに魅入られます。その女装レベルは外出するたびに、街ゆくモブキャラを「おい、すげーいい女」「モデルかなにかかな?」などとざわつかせるレベル。

彼にとっての女装は「違う自分になれる」魔法のようなもので、あくまで内面は男。しかも、意外と肉食系です。幼なじみの女子中学生と、クラスメイトの女子高生との間で揺れ動き、どちらにもちょっぴり手を出してしまう……という高校生男子らしさにキュンキュンしてしまいます。
美少女そのものの姿で、クラスメイトの女子(毒舌)を壁に押しつけて「その口ふさぐよ」とキスをするシーンの倒錯感は、まさに女装男子ものの醍醐味といえるでしょう!
2人の少女へのどっちつかずな恋心、女装した自分へのナルシシズムなど、揺れ動く由紀の内面をていねいに描いた本作、恋愛マンガとしての読み応えも抜群です!


■祇堂鞠也 from『まりあ†ほりっく』

遠藤海成
KADOKAWA / メディアファクトリー

ミッション系のお嬢様学校、天の妃女学院を舞台にした本作の主人公のひとりが祇堂鞠也。「双子の兄妹がそれぞれ異性装をして女子校と男子校に通い、正体がばれなかったほうが理事長を引き継ぐこと」という、学園前理事長の祖母の遺言から、女装して天の妃に通っています。イタリアと日本のクォーターで、文武両道、才色兼備と文句のつけようのない美少女ぶり!ただし外面だけですが。

本性はというと、女装して優等生として過ごすストレスを、もう一人の主人公・かなこをいびって解消する腹黒キャラ。好きなものは金と権力だそう。自ら望まぬ女装で過ごす鞠也ですが、自らの容姿を「感動的に愛らしいだろう」と誇示したり、メイドやナースのコスプレ姿も披露したりと、割とノリノリです。
美少女(♂)でドS、腹黒、ナルシスト、涙ぼくろ……あらゆる萌え要素を詰め込んだ夢の女装男子、祇堂鞠也。その魅力にハマれば、きっと彼の下僕になりたくなるはず!


■田村修 from『ぼくらのへんたい』

ふみふみこ
徳間書店

それぞれの事情から女装をしている三人の少年の交流を描いた『ぼくらのへんたい』。その中の一人、田村修は片思いをしていた男の先輩から「俺ホモじゃないから 女の格好してるなら付き合ってもいいよ」と言われたことから女装を始めます。そんな健気な理由から始めた女装なのに、男の姿のときは「女装をしてない時にさわんな」と手をはたかれる幸の薄さ!

真面目なクール系黒髪美少年がロクでもない男にハマることで影を背負い、色気を増していくさまに、女装男子という存在の奥深さと切なさが詰まっているようです。
あとの二人、青木裕太と木島亮介も各々の抱える問題と向き合い、成長していく姿を見せてくれます。
萌えのアイコンとしてだけではない、女装男子のシリアスな一面を描き出した『ぼくらのへんたい』を読めば、彼らへの愛をもう一歩深めることができそうです。


自らの性とは異なる格好をする女装男子たちは、その可愛らしい姿の内に複雑な事情や感情を秘めているよう。きっとそんなアンビバレントな魅力が、ぐうの音もでないほどの可愛さとなり、見る者を惹きつけてやまないのでしょう……。


★記事:ぶくまる編集部

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