![](https://news-image.mixi.net/article/218/218_20150522_104722_003.jpg)
SF映画やスポーツのゲームなど、様々な分野で活用されている“3Dスキャン”。もし3Dスキャンを使って自分をバーチャルの世界に登場させることができたとしたら、あなたはどんなことをやりたいだろうか?
データだけではなくフィギュアや像も作成可能
今回紹介したいのは『xxArray』という高解像度3Dスキャンシステム。
![18-05-2015_05-091](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/05/18-05-2015_05-091-690x388.jpg)
この『xxArray』はブース型の3Dスキャンシステムで、約70台のNikonのデジタル一眼レフカメラを中心に構成されている。
撮影方法はこれまでのモーションキャプチャと同じで、撮影した画像をコンピュータプログラムで結合させることによりバーチャルの世界で自由自在に動かすことが可能になるという。
![18-05-2015_05-15](http://nge.jp/wp-content/uploads/2015/05/18-05-2015_05-15.jpg)
この『xxArray』というシステム自体は2014年に発表されたものだが、海外のクラウドファンディングの『Kickstarter』では『xxArray』を使用し、自分のフィギュアやスキャンデータが購入できるというプロジェクトも発表されているようだ。
|
|
スキャンデータを持つことが普及したらどんなことが起こるのか
もし自分のスキャンデータを持つことが普及したとしたら、様々な業界で大きな変化が起こるということが考えられる。例えばゲームや映画では、キャラクターではなく自分自身が主人公となって作品内に登場できるというものが増えていくかもしれない。他にも、スキャンの精度が上昇していけば、指紋認証に変わる“新しい個人の認証手段”として広まっていくということもあり得るだろう。
この『xxArray』は、自分のフィギュアやスキャンデータが購入できる『Kickstarter』のプロジェクトのほかに、タトゥーのシュミレーションアプリや、スキャンデータを使ったゲームの開発などにも使用されているようだ。
開発者は『xxArray』の普及を目指して徐々に活動の幅を広げつつあるようなので、今後の動向に注目したい。