【アニメキャラの魅力】料理上手なお母さん!?「エルシャ」の魅力とは?『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』

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2015年05月26日 12:00  キャラペディア

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(C)SUNRISE/PROJECT ANGE
『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』は、『ガンダムSEED』シリーズなどで知られる福田己津央氏プロデュース作品です。福田氏が関わったアニメなどの小ネタが随所に散見される、福田氏の趣味丸出しのロボットアニメで、あまりにアレなヒロイン「アンジュ」のキャラクター性なども話題となりました。今回ご紹介する「エルシャ」は、「アンジュ」とともに「アルゼナル」で戦う穏やかな女性。強烈なキャラが多いこのアニメにおいて、数少ない良心でもあります。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■四次元おっぱい

 女性キャラの大部分が谷間を強調するような衣装を着ているこの作品。わりとおっぱいさんが多いです。ヒロインの「アンジュ」からしてかなりのおっぱいさんです。そんな集団の中で、エルシャの胸は一際大きめ。

 アルゼナルは、人類の世界を守るべく戦闘ロボット「パラメイル」で、侵攻してくるドラゴンと戦わされる最前線基地です。隊員たちには、パラメイルの操縦の他、射撃などの訓練も課せられます。エルシャはパラメイル部隊では砲兵でありながら、生身でライフルをもつと胸が大きすぎてきちんと構えられないので、射撃がへたくそです・・・。アルゼナルの仲間であり、ぺったんだから(?)射撃がうまい「サリア」は、おっぱい格差にひがんで「エルシャ」の乳を「四次元バストが!」と罵っています。

■優しいけれど怒らせると怖い

 ヒロインである「アンジュ」は非常に狷介な性格で、アルゼナルに送られてきた当初は他の隊員たちと衝突します。「エルシャ」は、その対立に積極的に介入しようとしないものの、「アンジュ」への嫌がらせにも参加せず、孤立していた彼女を受け入れようとしていました。優しく穏やかな「エルシャ」は、同じ部隊の「ヒルダ」に「おせっかい焼き」と言われるところを見ると、「アンジュ」に限らず誰にも世話を焼いている様子です。本人も自分を「ほっとけない性格」だと言っています。

 そんな「エルシャ」ですが、いつも「アンジュ」に嫌がらせを仕掛けている「ロザリー」と「クリス」が、更衣室で「アンジュ」のものと勘違いして自分のTバックをとりだし「ブス雌豚の色ボケビッチパンツ」などと言っているのを聞いたときは「エルシャラリアット」「エルシャティカマグナム」「真空エルシャ車」などという数々の必殺技で二人を折檻。わりと敵に回してはいけないタイプのお姉さんなのです。

■母性と依存心

 「エルシャ」は特にアルゼナルの幼い子供たちを熱心に世話していました。その子供たちが、アルゼナルを襲った人間たちに虐殺されたとき、生き返らせてくれた「エンブリヲ」の言う“子供たちが安心して暮らせる世界を作る”という言葉に共感して麾下に入ります。

 しかし、子供たちが再び戦闘に巻き込まれて死亡した時に、生き返らせてくれるように懇願すると、エンブリヲはそれを「新しい世界には必要ないから」と一蹴。エルシャはそこで、自分が子供たちを世話していたのは、子供たちに慕われることで空虚な自分を埋めようとしていた依存心のためであり、エンブリヲにその依存心を利用されただけだと気づき、エンブリヲを討滅せんとする元のアルゼナルの仲間たちのところへ戻ります。

 「エルシャ」がどういう経緯で依存心と母性をとり違えるようになったのかは、作中では語られませんでした。強烈なキャラが揃っているこのアニメにおいて、唯一の良心ともいえる「エルシャ」。他のキャラクターと比べ、少し陰が薄かったのも確かです。しかし、「アンジュ」の作る新しい国では、きっといいお母さん役として慕われることでしょう。


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【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:玄Kuro(キャラペディア公式ライター)

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